タイで起きた「ペットゴキブリ騒動」
タイ・カンペーンペットで、外国人男性と通行人の間に起きた予想外の騒動がオンラインで話題になっている。
28日(現地時間)、タイのメディア「ザ・タイガー」によると、ある外国人男性の頭にゴキブリが乗っているのを発見した通行人の女性が親切心から払い落としたという。しかし、この行動に対し男性が激怒する姿がSNSで話題となっている。
公開された動画には、赤い模様のシャツに黒いマスクを被った外国人男性の姿が映っている。彼は当時、夜市で買い物をしていた。
そんな彼の帽子の上でゴキブリが這っていたのだ。

通りかかったタイ人女性は、男性の頭の上にいるゴキブリに気づき、とっさに指ではじいて払い落とした。
予想外の反応と衝撃の真実
しかし女性の行動に男性は突然激怒した。
彼は、虫を払った女性を指差して怒鳴りつけ、罵声を浴びせながらマスクを投げ捨てた。
その後、男性は膝をつき、地面を這っているゴキブリを慎重に手のひらに乗せた。実はそのゴキブリは、ただの虫ではなく、男性の「ペット」だったのだ。
男性は買い物に出かける際に、自分のペットであるゴキブリを連れており、手に乗せて遊んでいるうちに頭に移したと説明。
また、黒いマスクは、ゴキブリが頭にしっかりとどまるようにあえて着用していたのだという。
男性が地面からゴキブリを拾い上げた頃には、虫を払った女性はすでに現場を静かに去っていた。

一方、2022年にはタイでゴキブリに噛まれたことによる深刻な感染症の発生が報告されている。
医療専門家によると、ゴキブリに噛まれることは滅多にないが、体や爪の下に食べ物のが残っていると、それがゴキブリの餌となり、噛まれる可能性があるため注意が必要だと警告している。
このような理由から、ペットとしてゴキブリを飼うことには衛生面での懸念も指摘されている。
ゴキブリは一般的に害虫として認識され、多くの人に嫌悪される存在だが、一部の昆虫愛好家の間では、マダガスカルヒッシングゴキブリのような特定の種類をペットとして飼育する趣味もあると言われている。
彼らは、ゴキブリの独特な生態や生存力に魅力を感じており、適切な環境で管理すれば数年間生きることができると言われている。