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2025年05月14日水曜日
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ChatGPTを活用しマクドナルドで1年間無料で食事をした男性、その驚きの手口

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

イギリス人男性がChatGPTを利用して、約1年間有名ファーストフード店で無料で飲食していたことが明らかになった。

米科学専門ニュースチャンネル「Glass Almanac」は11日(現地時間)、マクドナルドの無料食事券を入手した男性の話を紹介し、「意外と簡単」なその方法を明らかにした。

男性は、マクドナルドのレシートに記載されたアンケートからその手法を思いついた。注文の度に受け取るレシートには、顧客満足度アンケート専用のコードが印刷されている。Glass Almanacによると、多くの人がレシートを捨てる中、この若者はそこにチャンスを見出したという。

若者はマクドナルドの注文に関する不満をChatGPTに入力し、詳細かつ誇張されたレビューの作成を依頼。「1万2000字程度」という条件も設定した。

ChatGPTが生成した回答は、マクドナルドが無料食事券を提供せざるを得ないほど衝撃的で過剰な不満内容だった。アンケートを通じて無料食事券を入手した若者は、ChatGPTが作成した不満内容を他の店舗にもコピーして送信。その度に食事券が届いたという。

ただし、若者はChatGPTに全面的に依存していたわけではない。AIが作成した不満に詳細内容が不足している場合や不適切な表現があった場合は、自ら直接修正を加えた。

無料食事券を入手する彼の行為は1年後に終止符が打たれた。継続的に食事券を入手する彼の行動をマクドナルドが察知したためだ。

Glass Almanacは、ChatGPTというツールを創造的かつ予想外の方法で活用した好例として肯定的に評価しつつ、ツールの過度な使用がもたらす悪影響についても懸念を示した。

店舗アンケートを通じて若者は無料で食事という恩恵を受けたが、過度に否定的な評価により店舗側は評判悪化という損失を被った可能性が高いと、Glass Almanacは指摘している。

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