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2025年05月15日木曜日
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「君たち…もうやりすぎ」カンヌ国際映画祭がレッドカーペットでの新ルールを発表「元はと言えば暗黙の了解」

第78回カンヌ国際映画祭が今月13日(現地時間)に開幕し、レッドカーペットイベントで「ヌード」を禁止する新しい方針が発表された。

カンヌ国際映画祭側は開幕前日、公式サイトを通じてレッドカーペットのドレスコードを改訂すると発表した。映画祭側は「レッドカーペットでのヌードを禁止する」とし、「品位を維持するための措置だ」と発表した。

これにより、今年のカンヌ国際映画祭からレッドカーペットと映画祭全域で完全なヌードやシースルー形式の衣装が全面禁止となる。そして、観客の動線を妨げたり、座席配置を複雑にする長い衣服や過度にボリュームのあるドレスも制限される。

海外メディア「AP通信」は「『上半身未着用の場合は入場不可』という規定はカンヌ国際映画祭だけでなく基本的なマナーに近いが、グラミー賞授賞式でビアンカ・センソリ氏が着用したシースルーヌードドレスなど大胆な露出衣装が相次いで注目を集めたため、カンヌ国際映画祭によるこの決定が注目されている」と報じた。

映画祭側は「今回の措置は新たな制限を設けたものではなく、これまで暗黙の了解として適用されてきた原則を公式に文書化したものだ」とし、「衣装全般を制御しようとしているのではなく、フランスの法律と映画祭の制度的基準に従ってヌードを全面的に禁止したものだ」と説明した。

カンヌ国際映画祭は伝統的に厳格な服装規定で知られている。リュミエール大劇場で行われる夕方の上映に参加するには、ロングドレス、タキシード、暗色のスーツ、靴とサンダルのみが着用可能だ。バックパックなどの大型バッグも禁止されている。ただし、その他の上映ではきちんとした服装であれば入場が可能だ。

以前、ベラ・ハディッドやケンダル・ジェンナーなどの世界的セレブリティが映画祭のレッドカーペットで上半身が透けるシースルードレスを着用し、注目を集めると同時に物議を醸した。そして、ボリュームのあるドレスを選んだ有名人が他の参加者の動線を妨げたり視界を遮る問題も起きていた。

しかし「ヌード」に関する明確な基準が示されていない中、一部ではファッションを通じた自己表現の自由をカンヌ国際映画祭側が過度に抑制しようとしているのではないかとの批判も上がっている。これにより、実際の現場でこのような服装規制がどの程度厳格に適用されるのか、業界や観客の注目が集まっている。

一方、カンヌ国際映画祭は2018年から「セルフィー禁止」規定も実施している。当時、映画祭のディレクターだったティエリー・フレモーはセルフィーを「滑稽だ」と評したが、トップスターたちが大劇場の階段でこっそり写真を撮る姿は今でも目撃されている。

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