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2025年05月17日土曜日
ホームトレンド韓国人が今年行きたい国1位に日本を選ぶワケ、Z世代は意外にも地方への関心大

韓国人が今年行きたい国1位に日本を選ぶワケ、Z世代は意外にも地方への関心大

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

世界の旅行者の中で、韓国人が「今年行きたい国」として日本を選んだ割合が最も高いことがわかった。

15日、旅行予約プラットフォーム「Klook(クルック)」が発表した「2025トラベルパルス」調査によると、今年行きたい国・地域を尋ねる質問に対し、「日本」と答えた韓国人旅行者は33%に達し、これは全世界の平均13.4%を大きく上回った。

特に韓国のZ世代(1990年代後半~2010年代初頭生まれ)で、日本を選んだ割合は37%で、世界全体のZ世代旅行者の平均13.1%と比べて約24%も高かった。また、韓国のZ世代における日本旅行の人気は、台湾の9倍、ベトナムの37倍に達した。

今回の調査は、今年旅行を計画しているアジア太平洋地域や米国、オーストラリアなど14か国の旅行者7,000人を対象に実施された。

日本訪問を計画している韓国人旅行者の中では「東京」と「大阪」が最も人気だった。一方でZ世代からは、「富士宮」や「日光」といった地方都市の注目度も高まっており、SNSを通じて多様な観光地に接する機会が増えたことが背景とみられる。

韓国人旅行者が旅行先の決定に最も影響を与えるSNSコンテンツとしては「旅行先の写真や動画」46.2%が最も多く、「旅行の豆知識やコツ」43.4%、「旅行ブログ」36.1%が続いた。旅行計画時に参照するSNSとしては、YouTubeが80.5%で圧倒的に多く、Instagram 67.1%がそれに続いた。これはTikTok 18.4%やFacebook 17%の割合と比較して4倍以上の数値だ。

また、韓国人旅行者が今年の旅行先で体験したいアクティビティとしては、1位が「テーマパーク・ウォーターパーク」、2位が「歴史遺跡の探索」、3位が「ウォーキングや自転車ツアー」だった。

「旅行時における持続可能な取り組み」についての回答にも注目が集まった。環境保護や動物福祉に対する意識の高まりを背景に、韓国人旅行者の33.3%が「マイボトルなど再利用可能な物を持参する」、21.3%が「動物搾取につながるアクティビティを避ける」と回答した。

Klook韓国支社長は、「韓国人が旅行を計画する際に直面する最大の障壁は、時間的な制約と経済的な負担だが、日本はこれらの課題を効率的に解消できる最適な旅行先だ」と述べた。そのうえで、「衰えを見せない日本人気に応えるべく、Klookでは日本各地の地方都市を深く体験できる多様な商品を展開し、旅行計画に役立つコンテンツの発信も継続していく」と語った。

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