アップル専門アナリスト、AirPods Pro 3は2026年に赤外線カメラ付きで登場と予測
アップルの次世代ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」は、今年ではなく来年に発売される見通しだと、米ITメディア「9to5Mac」が18日(現地時間)に報じた。
報道によると、アップル製品に詳しい著名アナリストのミンチー・クオ氏は、最近X(旧Twitter)で今年のAirPodsのラインアップに大規模なアップデートはないとの見解を示したという。

クオ氏はさらに、「AirPodsは来年までは大規模な更新がない可能性がある」とし、「赤外線カメラを搭載したAirPods Proが2026年に発売される」と説明した。
これは、AirPods Pro 3が今年中に改良されたアクティブノイズキャンセリング機能などを備えて登場するとする他の報道と食い違う内容だ。
またクオ氏は、「AirPods Maxの軽量バージョンは2027年に量産が始まると予想される」と述べ、同シリーズの新製品も早くて2027年以降になるとみられている。

9to5Macは、AirPods Pro第2世代の発売からすでに3年が経過しようとしていることを考慮すると、クオ氏の主張にはやや不透明な部分もあると指摘している。というのも、AirPodsはアップル製品の中でも最も人気が高く、収益性も高い製品のひとつだからだ。
これまでの噂によれば、AirPods Pro 3には心拍数測定機能が追加されると予想されていた。この機能は、すでに新型「Powerbeats Pro 4」に搭載されている。
アップルは昨年秋、廉価版のAirPods 4にアクティブノイズキャンセリング機能を搭載して発売し、従来のAirPods Proの人気を奪っている状況だ。
なお、アップルは2022年以降、AirPods Proの新製品を発売していないが、ソフトウェアアップデートを通じて機能を継続的に拡張してきた。とくにAirPods Pro第2世代には、ヒアリング補助機能である補聴器機能が新たに追加されている。