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【文化財も手抜き工事?】中国・明王朝の遺産が砂煙と共に崩壊 7千万円投じた屋根が1年で崩落、当局はだんまり

望月博樹 アクセス  

修復後わずか15カ月で瓦が崩落、付近の市民が急遽避難

人的被害なし、原因調査中

中国安徽省にある明代の歴史建造物「明中都 鼓楼(ころう)」で大規模な瓦の崩落事故が発生し、当局が原因の調査に乗り出している。中国官営英字メディア「グローバル・タイムズ」によると、事故は現地時間5月19日午後6時30分頃、安徽省亳州市鳳陽県(ほうよう県)で発生。上部の屋根瓦が一斉に崩れ落ち、近くにいた市民が慌てて避難する事態となった。

引用:Weibo
引用:Weibo

現時点で人的被害は確認されていない。事故当時の映像には、上部の瓦が津波のように崩れ、巨大な砂ぼこりが立ち上る様子が映っていた。現場では「瓦が落ちてきた」という叫び声が響き、その声に反応して周囲の人々が避難したとされる。瓦の崩落は1〜2分ほど続いたという。映像はSNSを通じて拡散され、注目を集めている。

事故直後、現地の文化財管理当局が現場に急行し、安全管理線を設置して緊急点検を開始。鳳陽県・文化観光局は、手抜き工事の有無を含む原因究明を進めており、屋根の修復が完了するまで明中都鼓楼の立ち入りを一時的に禁止する方針を示した。

鳳陽県・文化観光局は公式通知で「1995年に再建された明中都鼓楼の屋根の一部瓦が落下したが、負傷者は出ていない。現在、原因を調査中である」と明らかにした。

引用:Weibo
引用:Weibo

「明中都鼓楼」は、明の初代皇帝・朱元璋(しゅ・げんしょう)が都を移す計画の一環として1375年に建設した歴史的建造物で、中国に現存する楼閣型構造物の中では最大級の規模を誇る。しかし、清朝期には石造りの基壇を除き建物上部が全て失われ、現在の建物は1995年に再建されたものだ。

この構造物は朱元璋の生涯や明初の歴史を紹介する記念館として使用されてきたが、2017年以降、瓦の落下や軒先の損傷が断続的に発生。2023年9月には約340万元(約6,763万円)を投じて修復工事を開始し、翌年の2024年3月に完了したばかりだった。しかし、修復完了からわずか15カ月で屋根瓦の大部分が崩落したことから、ずさんな工事や予算の無駄遣いを指摘する声が相次いでいる。

こうした中、鳳陽県・文化観光局のルー・ダーヨン局長が「この建物は1995年の再建時に安徽省文化財局の認可を得ておらず、いわば『違法建築物』である。基壇部分は文化財だが、上部構造は文化財に該当しない」と説明したことで、かえって世論の反発を招く結果となった。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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