ハッピーセットの「おもちゃだけ」…ハンバーガーは廃棄
マクドナルドが今月16日、人気キャラクター「ちいかわ」とコラボして発売したハッピーセットが大きな人気を集めている。
しかし、この商品を購入した一部の客が、特典のおもちゃだけを持ち帰り、肝心のハンバーガーを廃棄するという様子が目撃され、波紋を呼んでいる。
今月17日、オンラインコミュニティに「マクドナルドのハッピーセットのちいかわ売れすぎてハンバーガーが捨てられる」というタイトルの投稿が掲載された。

該当の投稿には、客が受け取らなかったハンバーガーの袋が店内のあちこちに山積みになっている様子の写真も添えられていた。
レジ横にハンバーガーなどが積み上げられており、廃棄された商品があふれて床にまで落ちている。
今回、マクドナルドが発売した「ちいかわハッピーセット」のおもちゃは全8種類で、ホットケーキを焼く姿やマクドナルドでアルバイトをするキャラクターの姿などがデザインされている。
もともと可愛らしいデザインでファンから人気を集めていた「ちいかわ」がマクドナルドとコラボし、限定グッズを展開したことにより、それらを大量に購入し、高額で転売しようとする人々の来店が相次いだとみられる。
転売を目的とした大量購入や、それに伴って廃棄される商品が問題視されるなか、マクドナルドは声明を発表し、「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はお控えください」と呼びかけた。
これまでにもマクドナルドは、「ハローキティ」や「星のカービィ」などの人気キャラクターとコラボレーションし、同様の論争がたびたび発生していたが、具体的な対策は講じられてこなかった。
このような状況を受けて、ネットユーザーからは「おもちゃのためにセットを買わなくても済むようにすべき」、「購入できる数量に制限を設けるべきだ」といった意見も寄せられている。
