タイのある男性が深夜のトイレで、便器内にとぐろを巻いた巨大なニシキヘビと遭遇するという衝撃的な出来事が発生した。
26日のバンコック・ポストなど現地メディアによると、最近ソーシャルメディアで共有された動画が大きな注目を集めたという。この動画は22日午前3時頃、男性が撮影し公開したものだ。
男性が真夜中にトイレに行ったところ、便器の中でとぐろを巻いていたニシキヘビを発見した。幸い噛まれることはなかったが、精神的ショックで当分トイレに行けそうにないと語った。
通報を受けて出動した救助隊が、午前4時頃にニシキヘビを安全に捕獲した。救助隊が取り出したヘビの太さは人の腕ほどに太かった。男性は「救助隊の速い対応に感謝している」と付け加えた。
この動画が公開されると、ネット上では「どうやってこんな大きなヘビが家に入り込んだのか」という議論が巻き起こった。住宅の立地や周辺環境、衛生管理などへの関心も高まった。
タイの都市部では、ヘビが家に侵入する事例が時々発生する。多くの住宅が公共下水システムに繋がっているため、ヘビが隠れ場所を探して排水管を通り便器に入り込む可能性があると報じられた。
ネットユーザーは「強酸性の洗剤を定期的に使用すべき」、「排水口にカバーを設置すべき」、「便器の蓋を閉める習慣をつけるべき」などとアドバイスした。
2020年9月にはタイ中部ノンタブリーで18歳の少年が便器に座っている際に生殖器を噛まれて、縫合手術を受けた事故があった。2023年4月にも同地域の家庭で60代男性がトイレでニシキヘビにお尻を噛まれ、病院に搬送された事があった。
集計によると、タイでは毎年7,000人以上がヘビに噛まれる事故に遭い、そのうち30人以上が命を落としているという。