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「その巨体で小魚じゃ足りないんじゃ…」伝説の海の王者・メガロドンの意外な食生活を徹底解明

竹内智子 アクセス  

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

古代の地球には、海を支配し、最強の海洋捕食者として君臨していた伝説の生物が存在した。約2,300万年前から360万年前まで生息していたとされる、その名も「メガロドン(Megalodon)」である。

最近、ドイツ・フランクフルトのゲーテ大学などの共同研究チームは、メガロドンが小型魚類までも貪欲に狩っていたという新たな研究結果を発表した。これまで専門家の間では、メガロドンはその巨体に見合うクジラのような大型海洋哺乳類のみを捕食していたと考えられてきた。

現在もハリウッド映画にしばしば登場するメガロドンは、その名の通り「巨大な(Megal)歯(odon)」を意味し、全長は最大20m、体重は50tに達し、ホホジロザメの約3倍の大きさとされている。メガロドンはその巨大な体を維持するために、1日におよそ10万kcalものエネルギーを必要とするため、メガロドンは柔軟な捕食スタイルを持っていた可能性が高いと研究チームは結論づけている。

引用:MPI for Evolutionary Anthropology
引用:MPI for Evolutionary Anthropology

研究チームは、メガロドンの食生活を解明するために、化石として残された歯を研究対象とした。歯の中から亜鉛(Zn)を抽出し、その同位体比を分析し、同時期に存在していた最も近縁なサメである「オトドゥス・チュブテンシス」や、現生のサメの歯と比較することで、食物連鎖の位置を再構築する方法をとった。

亜鉛は生物にとって不可欠な元素であり、特に歯の発達に重要な役割を果たす。歯に含まれる亜鉛の同位体比は、メガロドンがどのような動物性の餌を摂取していたかを示す手がかりとなる。たとえば、食物連鎖の頂点に位置する魚類では、亜鉛の同位体である「亜鉛64」に比べて、「亜鉛66」の量が非常に少ない傾向がある。しかし今回の研究では、メガロドンと食物連鎖の最下層に位置するタイなどと比較しても、亜鉛同位体比に明確な差が見られなかったという結果が出た。

引用:Uwe Dettmar for Goethe University
引用:Uwe Dettmar for Goethe University

研究を主導したジェレミー・マコーマック博士は、「メガロドンといえば、巨大なサメがクジラを捕食するという印象が一般的だ」と述べ、「今回の研究は、メガロドンがクジラだけでなく、欲するものは何でも食べていた可能性を示している」と説明した。さらに、「メガロドンは、大きな獲物も小さな獲物も選ばない、非常に柔軟で適応力の高い雑食性の捕食者だった」と付け加えた。この研究成果は、科学誌『地球・惑星科学レターズ(Earth and Planetary Science Letters)』の最新号に掲載されたという。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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