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2025年06月07日土曜日
ホームトレンド愛犬のあくび・クンクン鳴きは飼い主の仕事ストレスが原因!?米研究チームが「家族間ストレス伝播」をペットでも確認

愛犬のあくび・クンクン鳴きは飼い主の仕事ストレスが原因!?米研究チームが「家族間ストレス伝播」をペットでも確認

引用:Depositphotos
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飼い主の職場でのストレスが、愛犬の不安行動につながる可能性があるという研究結果が発表され、注目を集めている。

米国のラドフォード大学とウィスコンシン大学マディソン校の共同研究チームは、飼い主とその愛犬85組を対象としたアンケート調査をもとに、飼い主の仕事に関するストレスと犬のストレス行動の関連性を分析。その結果を、科学誌『サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)』に掲載された。

研究チームは、家庭内でのストレスの影響を排除した上で、退勤後も仕事のことを頭から離せない「仕事関連反すう(rumination)」が、犬にどのような影響を与えるかを重点的に調査した。

その結果、飼い主が自宅でも職場のストレスを引きずるほど、犬はあくび、クンクン鳴く、視線をそらす、食欲不振、パンティング(浅く速い呼吸)など、合計11種類のストレス反応をより頻繁に示す傾向があることが明らかになった。

研究チームは、「家族の一員のストレスが、他のメンバーに影響を及ぼす『クロスオーバー効果(crossover effect)』は、ペットにも起こり得る」と指摘。その上で、「犬を家族同然に扱う文化が広まる中で、こうした心理的なつながりもより強まっている可能性がある」と説明した。

さらに、「仕事に関する悩みを家庭に持ち込まないことが、犬へのストレスの伝播を防ぐ方法になりうる」とし、「ペットを守りたいという思いが、結果的に飼い主自身の職場ストレスの軽減にもつながる可能性がある」と付け加えた。

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