マレーシアの美容・健康補助食品実業家兼インフルエンサーであるパルハナ・ザラ氏が11歳の娘のために開いた豪華絢爛な誕生日パーティーが物議を醸している。彼女は「たった3,000万円ほどしか使っていない」と発言し、ネットユーザーの怒りを買った。
4日（現地時間）、シンガポールメディアのマストシェアニュースによると、ザラ氏は2日、自身のSNSに「ママを許して。これが、ママが子供にしてあげられる精一杯だったの。今回の誕生日に使ったのは、たった100万リンギット（約3,409万4,054円）だけよ」という文章とともに、パーティーの様子を収めた動画を公開した。
動画は、ザラ氏が二人の娘の手を引き、黄金の宮殿を思わせる豪華な階段から降りてくるシーンから始まる。黒いドレスと宝石の王冠をまとった娘たちの後ろからは、末娘を抱いた夫が登場。
屋外で開かれたパーティー会場では、招待客たちが歓声を上げながらザラ氏一家を迎え、誕生日を祝う歌とともに、赤いステージ上でプレゼントの開封式が行われた。
この日のプレゼントには、iMacやロレックスの時計、さらには7人乗りのトヨタ車まで含まれていた。動画の後半では、ザラ氏からのサプライズで、娘の元運転手にメルセデス・ベンツの乗用車を贈呈するシーンも映し出された。
この動画はそれぞれ220万回から240万回以上の視聴回数を記録し、話題を呼んだ。しかし、ザラ氏が「たった3,000万円ほど」という表現を使って自慢しているような内容が、さらに批判を招いた。
ネットユーザーたちは「娘のための誕生日というより自慢するためのショーのようだ」「運転もできない子供に車をプレゼントするなんて常識外れ」「子供の教育に悪影響を及ぼす」「誕生日ケーキすら買えない親もいるのに、やり過ぎだ」と厳しく批判した。
一方で、一部のネットユーザーからは「経済的余裕があれば、誰でも子供に最高のものを与えたいものだ」「富裕層が消費を増やすことで経済に貢献している」と擁護の声も上がった。
ザラ氏は過去にも度々「自慢系消費」で物議を醸してきた。2023年には、当時5歳だった次女の誕生日にメルセデス・ベンツGクラス（約5,638万1,779円相当）をプレゼントしている。
その際、娘が「学校に行きたくない」と駄々をこねながら「緑のベンツかBMWを買ってくれれば行く」と言ったため、実際に車を購入したという。
また2022年には、イスラム最大の祭りであるハリラヤの際、銀行から200万リンギット（約6,817万7,998円）を引き出す様子を動画で公開し、「神聖な期間に過度な財産自慢をしている」と批判を浴びた。