メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

地球衝突リスク0.004%まで下がったのに今度は月標的?小惑星2024 YR4、2032年月衝突確率が4.3%に上昇

梶原圭介 アクセス  

NASA、2024 YR4の2032年の月衝突確率を3.8%から4.3%に引き上げ

かつて地球に衝突する可能性が高いとして注目を集めた小惑星「2024 YR4」が、最近再び注目されていると、宇宙科学メディア「スペース・ドットコム」が9日(現地時間)に報じた。

この小惑星が再び注目を集めている理由は、2032年に月と衝突する可能性が高まっているためである。2024 YR4は、今年5月にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)によって観測された。

引用:NASA
引用:NASA

ジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所のアンディ・リブキン氏が率いる研究チームは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の近赤外線カメラを用いて、昨年末に発表された小惑星2024 YR4の位置予測を約20%改善し、その軌道を修正した。アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、この小惑星が月に衝突する確率は3.8%から4.3%に上昇したという。

NASAは「データが蓄積されるにつれて衝突確率が変化するのは通常のことである」とし、「仮に衝突したとしても、月の軌道が変わることはない」と説明した。

また、インド天体物理学研究所の元研究員で天文学者のパワン・クマール氏は、月との衝突を心配する必要はないと述べている。たとえ衝突によって地球付近の宇宙に破片が飛び散ったとしても、大気圏に突入する際に爆発するため、危険性は低いという。

引用:NASA/JPL地球近傍天体研究センター
引用:NASA/JPL地球近傍天体研究センター

昨年末に初めて発見された小惑星2024 YR4は、長さが約53〜67mで、10階建てのビルに相当する大きさとされている。当初、この小惑星は地球に衝突する確率が1%を超えており、大型小惑星の中では最も高い衝突確率として注目を集めた。その後、1~2月の追加観測によって、地球との衝突リスクは1.2%から最大で3.1%にまで上昇した。

当時NASAは、この小惑星が海上を通過して地球の大気圏に突入した場合でも、深刻な津波を引き起こす可能性は低いと推定していたが、人口密集地域の上空で空中爆発が起きた場合には、窓ガラスの破損や軽度の構造的被害をもたらす恐れがあると予測していた。

しかし、追加データの収集が進むにつれて、小惑星の衝突リスクは急激に低下した。今年2月19日時点での衝突確率は1.5%まで下がり、翌日には0.3%にまで減少した。さらに2月24日には、NASAが衝突確率を0.004%に引き下げ、「2024 YR4は2032年に地球を安全に通過する見込みだ」と発表した。

2024 YR4はもはや地球にとっては脅威ではないが、小惑星の初期探知からリスク分析、さらには一般市民へのメッセージ発信に至るまで、惑星防衛戦略の全体を実践的に訓練できる貴重な機会となったと、専門家らは評価している。クマール氏は、「今回の訓練は、将来的に潜在的な脅威となる小惑星にどう対応するかを考える上で、極めて実践的な演習だった」と述べた。

さらに、「2024 YR4は、惑星防衛の観点から見ると特別に設計されたかのような小惑星であり、私たちの関心を引くあらゆる要素を備えている」とも語った。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 【FIFA大炎上】W杯チケット前大会の5倍・100万円…「庶民裏切り」が現実に
  • 【中国人ジェスチャー】「10回考える」前に投稿した結果がこれ…ミス・フィンランド、即終了
  • 亡き母の霊を慰めた結果…中国で息子も同じウイルス感染
  • 「飢えた飼い犬が2歳女児を殺害」...米で起きた最悪の家庭内悲劇!両親に“第1級殺人”容疑
  • 「ここまでしないと服も買えないのか」中国で拡散する女性の“土下座動画”が突きつけた現実
  • 「母に監視されている」と信じ殺害、妄想に同調したAIチャットの影

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

おすすめニュース

  • 1
    フォークとナイフで巨大マグロと対面…人気大食いクリエイターの“伝説級”なスケール感が話題に

    エンタメ 

  • 2
    通算95週1位という異次元の到達点へ…テイラー・スウィフト、12thアルバムで再びビルボードの頂点に

    エンタメ 

  • 3
    英初の女性MI6長官「ロシアは混乱を輸出する」プーチンの策動に“徹底警戒”呼びかけ

    ニュース 

  • 4
    また中国か?イラン向けミサイル関連物資、米軍が海上で遮断

    ニュース 

  • 5
    パフォーマンス論争に巻き込まれたG-DRAGON、メンバーに声の出し方を相談?「問題の原因を知りたかった」

    エンタメ 

話題

  • 1
    感心したら人間だった…イタリア市長、降誕像に紛れた男を見破る

    ニュース 

  • 2
    元メジャーリーガーが語る遠征続きの人生を支えてくれた妻との幸せな時間「妻と一杯飲みながら一日を終える」

    エンタメ 

  • 3
    少女時代・ティファニー、有名俳優と結婚前提の交際を発表「安らぎを与えてくれる存在」

    エンタメ 

  • 4
    互いを恐れている夫婦…「話しかけるのも怖い」「どこで怒るか分からない」前代未聞の“そっくり夫婦”に衝撃

    エンタメ 

  • 5
    懐かしさと爽快感が交差する一曲…H1-KEY『君は夏だった』で“次世代ガールズグループ”の地位を確立

    エンタメ