
中国の中古取引プラットフォームに、北京大学構内の湖の水を販売するという投稿が掲載され、国内で大きな話題を呼んでいる。
10日(現地時間)、中国メディアの北京ニュースは、北京大学キャンパス内にある未名湖(ウェイミン湖)の水を販売する投稿が最近、ある中古取引プラットフォームに掲載されたと報じた。
問題となっている投稿では、北京大学キャンパス内にある未名湖の水が500mlあたり20元(約400円)から100元(約2,000円)で販売され、送料は無料とされている。
また、販売投稿には「未名湖の水には植物の成長を促す神秘的な効果がある」「室内に置くと空気の湿度調整に役立つ」「毎日眺めることで精神が清明になり、知性が刺激され感情知能が向上する」などの説明が記載されている。
しかし、ネットユーザーはこうした主張には科学的根拠が乏しく、販売行為自体が違法である可能性を指摘している。
この件について専門家は、許可なく自然資源を採取・販売する行為は環境保護や財産権侵害などの法的問題を引き起こす可能性があると警告している。
大学側は、未名湖の水の採取および販売を一切許可しておらず、該当する販売者に商品掲載の削除を要請する予定だと明らかにした。
また、類似の販売行為を発見した場合は大学に通報するよう呼びかけている。