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【海の天才】「鼻がないのにどうやって…?」タコの吸盤は腐敗を見抜く”鮮度センサー”だった!

竹内智子 アクセス  

引用:Cell
引用:Cell

タコの吸盤は、必要な場所に自在に付着する「接着センサー」として知られているが、傷んだ食品を識別する「鮮度センサー」としての機能も持っていることが明らかになった。

人間は臭いで腐った食品を見分けられるが、鼻のないタコは吸盤を使って腐敗した食品を識別できるという。アメリカのハーバード大学・分子・細胞生物学のニコラス・ベロノ教授らの研究チームが今月17日、国際学術誌『Cell』で研究結果を発表した。

研究チームは、コブシメが自身の卵の一部を廃棄する行動を観察した。走査型電子顕微鏡で調べたところ、廃棄された卵の表面が微生物で覆われていた。研究チームは「タコは微生物により腐敗した卵を識別し、他の卵への汚染を防ぐために既に汚染された卵を排除していると考えられる」と説明した。

同様の行動は餌を探す際にも見られ、タコは吸盤で餌を調べた後、バクテリアに覆われたカニを拒否した。

研究チームは、タコの吸盤にある「化学触覚分子」が微生物の生成する化学物質を感知し、脳に電気信号を送ることを確認した。タコはこの情報を基に、腐敗した食品と新鮮な食品を区別しているという。

さらに、タコが廃棄した卵とカニの殻表面に存在する約300種の微生物を分析し、化学触覚分子が最も強く反応する化学物質を特定した。カニの殻に存在するビブリオ属のアルギノリティカス菌が生成する「H3C」と、卵表面のビブリオ・メディテラネイが生成する「LUM」は、タコが最もよく感知する化学物質だった。

研究チームは、プラスチック製のカニの模型にH3Cを塗布してタコの反応を観察した。タコはH3Cを塗布したカニを避ける傾向を示した。ゼリーで作った偽卵にLUMを付着させた場合も同様の反応が見られた。

研究チームは「腸内細菌叢が気分から食欲まで多様な影響を与えることはよく知られているが、タコが微生物を感知して腐敗した食品を識別できるという事実は、体外の微生物も動物の行動と生存に影響を及ぼすことを示唆している」と結論付けた。

竹内智子
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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