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2025年06月27日金曜日
ホームトレンド「道路が膨れ上がってる!」40度超の猛暑続く米国、熱膨張で道路が隆起、車両跳ねる異常事態

「道路が膨れ上がってる!」40度超の猛暑続く米国、熱膨張で道路が隆起、車両跳ねる異常事態

引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful
引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful

アメリカの多くの地域で体感温度が40度を超える猛暑が続く中、高温で道路が膨張し、その上を走行中の車両が跳ね上がる様子がカメラに捉えられた。

24日(現地時間)、アメリカの「ニューヨーク・ポスト」によると、22日にミズーリ州ケープジラードの道路を走行中だったアルバート・ブラックウェル氏が、アスファルトの膨張により車両が跳ね上がる瞬間を偶然撮影し、その動画をオンラインで共有した。

動画では、突然アスファルト道路の中央部分が隆起し、走行中の銀色の車両がそれを踏んで跳ね上がり、再び道路に着地する様子が映っている。その直後に現れた青色の車両は、ブレーキを踏み、ゆっくりと隆起した道路を乗り越えた。

引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful
引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful
引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful
引用:アルバート・ブラックウェル/Storyful

この日の道路膨張は32度を超える高温が原因だった。高温によりコンクリートやアスファルトが熱せられて膨張すると、路面が損傷し、事故につながる危険性がある。

最近、アメリカの大半の地域では例年より早い猛暑に見舞われている。先週末、中西部を中心に形成されたヒートドームが東部に移動し、地表を熱したためだ。初夏の6月にヒートドームによる猛暑は珍しかったが、近年の異常気象により6月から猛暑警報が発令されることが増えている。

この日、ニューヨークのマンハッタン・セントラルパークの気温は37.2度に迫った。これは2012年7月18日以来、13年ぶりの高温記録だ。前日には35.6度を記録し、6月としては137年ぶりとなる過去最高気温が記録された。ニューヨークやニュージャージーなど一部地域の体感温度は最高で43.3度に達した。

フォックス・ウェザーの気象学者コディ・ブラッド氏は「アトランタ、ボストン、シャーロット、フィラデルフィアなどの地域の最高気温は、この日すべて華氏100度(摂氏37.8度)を超えるだろう」とし、「その多くが100年ぶりに更新される記録となるだろう」と述べた。

ブラッド氏は「ヒートドームは引き続き南下しており、今週末にはほぼ消滅するだろう」と予想しつつも、猛暑警報が出ている地域に警戒を呼びかけた。

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