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太陽フレア爆発の瞬間、その前を横切る宇宙ステーションを捉えた衝撃写真!「奇跡の一枚」に世界震撼

望月博樹 アクセス  

強力な黒点爆発の瞬間を捉えた

「一生に一度の写真」

引用:X@AJamesMcCarthy
引用:X@AJamesMcCarthy

15日(日本時間16日)、太陽で「太陽フレア」と呼ばれる強力な黒点爆発現象が連続して発生した。

この日のフレアは午後2時25分(日本時間16日午前3時25分)にM8.4でピークに達し、最大級のXクラスに迫る規模だった。この爆発は太陽大気の最上層であるコロナにも影響を及ぼし、高エネルギー粒子を大量に放出するコロナ質量放出(CME)現象を引き起こした。これらの粒子は18日頃に地球へ到達し、北米など一部地域では短波無線通信の障害を招いた。

太陽フレアとは、磁場が密集する黒点付近で磁力線が絡み合い、蓄積されたエネルギーが激しく放出される爆発現象を指す。ゴムを何度もねじるとエネルギーが蓄積されるように、磁場が複雑に絡み合いながらエネルギーが溜まり、それが限界に達すると突如断裂・再構成され、X線や極紫外線などの電磁波を光速で放出する。

この日、まさに太陽フレアが発生するその瞬間、太陽の前を通過する国際宇宙ステーション(ISS)を捉えた写真が公開された。撮影したのは米国の天体写真家アンドリュー・マッカーシーさんで、SNS「X」に投稿されたこの写真は、ISSの上方でフレアが爆発する様子を鮮明に映し出している。

彼は「まさかこの日に壮大な太陽フレアが起きるとは予想していなかった」と投稿で明かした。

引用:X@AJamesMcCarthy
引用:X@AJamesMcCarthy

太陽通過時間はわずか1秒未満

マッカーシーさんはメディアの取材に「自身が撮影した太陽通過写真の中で間違いなく最高の一枚」であり、「一生に一度の写真」だと語った。写真はISSのすぐ上で太陽フレアが爆発する瞬間を鮮明に捉えている。まるで巨大な地獄の炎の前に呆然と佇む小さなトンボのようだ。

この写真を撮るため、ISSが太陽を通過する様子を確実に捉えられる視野を確保しようと、マッカーシーさんは炎天下の砂漠の中心まで車を走らせた。

撮影当時には猛暑警報が発令されており、カメラが記録した気温は摂氏54度にも達していた。彼は高温による機器トラブルを防ぐため、アイスパックでコンピュータなどの電子機器を冷却し、カメラには熱電冷却器を装着して対応した。撮影には太陽撮影用のEsprit 150望遠鏡とApollo-M Maxカメラが使用された。

ISSが太陽の前を通過するシーンを撮影するには綿密な計画が求められる。なぜなら、時速28,000kmで飛行するISSが太陽を通過する時間は1秒にも満たないためだ。写真家たちはISSの追跡サイトが示す予想通過時刻に遅れないよう現地に事前到着し、通過時刻の1秒前から高速連写モードで撮影に入るという。

引用:X@AJamesMcCarthy
引用:X@AJamesMcCarthy

文明の未熟さを象徴する一枚

マッカーシーさんはこの写真に「カルダシェフの夢」というタイトルを付けた。我々の文明が、発展段階の観点から見ればいかに未熟であるかを象徴するためである。

カルダシェフとは、ロシアの天文学者ニコライ・カルダシェフを指す人物で、彼は1964年に、エネルギーの使用能力を基準として文明の発展段階を分類する「カルダシェフ・スケール」を提唱した。

これによると、文明の発展は以下の3段階に分類される。第1段階は、惑星に存在するエネルギーのみを利用する「惑星文明」、第2段階は恒星(太陽)のエネルギーを活用する「恒星文明」、第3段階は銀河全体のエネルギーを利用する「銀河文明」である。

この基準に照らせば、現在の人類文明はまだ第1段階にも達していない。地球に届く太陽エネルギーをはじめ、地熱や風力といった自然エネルギーをまだ十分に活用できていないためだ。

マッカーシーさんはこれまでにも、2023年に三日月を通過する国際宇宙ステーションの瞬間を撮影・公開している。このとき宇宙ステーションが月の前を通過したのはわずか0.25秒で、シャッター速度1/5000秒という超高速で撮影を行った。

また、10万枚の写真を合成して制作した4億画素の太陽写真や、20万枚を重ねた1億7,400万画素の月の写真も公開している。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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