
フィリピン南部のナガ市にある由緒あるカトリック教会の上空に、「イエス・キリストの姿にそっくりな雲」が現れたとして、信者たちの間で大きな話題を呼んでいる。
今月14日、ペニャフランシア聖母小聖堂で礼拝中だった信者たちが空に浮かぶ不思議な雲に気付き、その様子をスマートフォンで撮影。動画がインスタグラムなどのSNSで瞬く間に拡散され、わずか数日で8,000人以上の巡礼者が現地を訪れたという。
映像には、長い髪や腕を上げるようなシルエットが映し出されており、多くの人々が「イエス・キリストの姿」と受け止めた。現場に居合わせた信者たちは、神聖な体験だったと語り、感動の声を上げた。
この神秘的な現象が起きたのは、フィリピンの祝日「国家青年の日」(19日)を前にした時期だった。同日は、若者の社会貢献や信仰心を称える日として知られており、まさに象徴的なタイミングだったともいえる。
インターネット上では動画の真偽を巡って懐疑的な意見も見られたが、多くの信者は「天からのメッセージ」として受け止めている様子だ。地元メディアや米紙『ニューヨーク・ポスト』もこの出来事を大きく取り上げ、「奇跡の雲」と報じている。
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