
アメリカ・アラバマ州で6月末、嵐の最中に落雷が民家に直撃し、携帯電話を充電しながら使用していた19歳の女性が感電する事故が発生した。この出来事は、雷雨時における電子機器使用の危険性を改めて浮き彫りにしている。
事故に遭ったのは、アラバマ州在住のリサ・ヘンダーソンさん。自宅のベッドで携帯を充電しながらSNSを見ていたところ、突然、雷が家に落ち、電流が充電ケーブルを通じて流れ込んできたという。彼女は「耳の中で音が響き、指がピリピリと痺れた。まるでコンセントにフォークを差したような感覚だった」と事故当時を振り返った。
感電直後、ヘンダーソンさんはとっさに携帯電話を投げ捨て、さらなる被害を免れた。彼女は「雷が通じたことに気づいて、すぐに手を放した。持ち続けていたら完全に感電していたと思う」と語り、この判断が命を救ったとされている。意識を取り戻したのは搬送中の救急車の中だった。
幸いにも命に別状はなく、彼女は無事に退院した。『ニュース19』とのインタビューでは「右手首や胸のあたりが少し痛むけれど、生きていることに感謝している」と語った。医師によると、右側を下にして寝ていたことが心臓への直撃を防いだといい、身長が少しでも低かったら命に関わっていた可能性もあるという。
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