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2025年07月13日日曜日
ホームトレンド「東大級の超名門4校卒」エリート男性が“食品配達員”に転身した理由とは?

「東大級の超名門4校卒」エリート男性が“食品配達員”に転身した理由とは?

中国・福建省出身のディン・ユアンジャオ氏(39)は、中国で最難関とされる大学入試「高考(ガオカオ)」でほぼ満点を記録した超優秀な人物だ。清華大学では奨学金を受けながら化学を専攻して卒業し、その後は北京大学でエネルギー工学の修士号を取得。さらにシンガポールの南洋理工大学で生物学の博士号、英国・オックスフォード大学では生物多様性の修士号を手にした。

引用:SCMP
引用:SCMP

このような華々しい学歴を持つディン氏は、一時期シンガポール国立大学(NUS)でポスドク研究員として勤務したが、契約満了により職を失った。その後、10回以上の面接を受けたが、安定した仕事には就けなかった。

やむなく彼が選んだのは「食品配達員」という意外な職業だった。シンガポールで正式に配達員として登録し、毎日10時間バイクで稼働。週に約700シンガポールドル(約8万円)を稼ぎながら生計を立てているという。

SNSには「きちんと働けば悪くない収入になる」「運動にもなるし、悪くない選択」と前向きなコメントを投稿している。また「学歴を活かして家庭教師などはしないのか?」という問いには、「見知らぬ学生と一対一で会うのは緊張して難しい」と率直な心情を明かした。

最近は中国に帰国し、地元のレストランで配達員として働きながら「試験に失敗したからといって落ち込む必要はない。うまくいったからといって、人生が劇的に変わるわけでもない」と、「高考」を終えた学生たちにエールを送った。

ネット上では「大学が人生のすべてじゃない」「励まされた」「高学歴でも厳しい時代だ」といった共感の声が寄せられている。

引用:ドウイン
引用:ドウイン

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