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2025年07月12日土曜日
ホームトレンド【命がけの伝統行事】スペイン名物"牛追い祭り"で角に刺され流血、計8人が負傷…観光客にも危機

【命がけの伝統行事】スペイン名物”牛追い祭り”で角に刺され流血、計8人が負傷…観光客にも危機

引用:PamplonaFiesta.com
引用:PamplonaFiesta.com

スペイン北部パンプローナで今年も開催された、街の狭い路地を走る牛を避けて人々が逃げる「エンシエロ(牛追い)」で、8日(現地時間)、1名が牛の角に刺されるなど計8名が負傷したと、日刊紙エル・パイスや地域メディアのパンプローナ・アクチュアルなどが伝えた。

ナバラ大学病院はこの日の声明で、前日に行われたエンシエロで負傷した8名のうち7名が同大学病院に、1名がサン・マルティン外来診療所に搬送されたこと、そして8名全員が25歳以上の男性であることを明らかにした。

負傷者の1名は特に、右脇腹を牛の角に刺され重傷を負ったという。幸い、治療後は容体が安定したとのことだ。

他の負傷者は牛による直接的な被害ではなかったものの、頭や肩、胸、手足に打撲や擦り傷などを負った。走行中に転倒したり、衝突したりして生じた怪我だという。

エンシエロは、スペインを代表する祭りの1つ「サン・フェルミン」の中でも最も注目を集める行事だ。アメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイの処女長編小説『日はまた昇る』で紹介され、スペインを超えて世界的に有名になった。

520〜580kgに達する牛6頭が登場するエンシエロの各競技には最大4,000人が参加し、約800mのコースを3〜4分かけて走る。今年の競技の1つは、近年では最長となる5分22秒間行われた。牛は闘牛場まで走り、その後闘牛士と対決する。

数世紀にわたって続くこの伝統行事では、時折死亡者も出ている。1900年代以降、少なくとも16人が死亡しており、最後の死亡者は2009年に発生した。

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