26.6 C
Tokyo
2025年07月16日水曜日
ホームトレンド「元テニス選手を殺害した父親」成功した娘に劣等感、背後から5発撃ち抜いた動機とは

「元テニス選手を殺害した父親」成功した娘に劣等感、背後から5発撃ち抜いた動機とは

引用:デイリー・メール
引用:デイリー・メール

インドで、かつてテニス選手として活躍していた20代の女性が、実の父親に銃で撃たれ死亡するという衝撃的な事件が発生した。

11日(現地時間)、英紙「デイリー・メール」などの海外メディアは、元テニス選手のラディカ・ヤーダブさん(25)が、インドのグルグラムにある自宅で父親のディパック・ヤーダブ容疑者(49)により銃撃され、命を落としたと報じた。警察によると、ディパック容疑者は計5発を発砲し、そのうち3発がラディカさんの背中を貫通したという。

事件発生直後、ラディカさんは叔父といとこによって病院へ搬送されたが、医師はその場で死亡を宣告した。

警察の取り調べに対し、ディパック容疑者は殺人を自白し、「村人たちから『娘の稼ぎに頼っている』と馬鹿にされ、うつ状態や強いプレッシャー、そして恥ずかしさを感じていた」と供述した。また、ここ数週間にわたり、ラディカさんが運営していたテニスアカデミーを閉鎖するよう強く迫っていたが、彼女が応じなかったため、親子間の対立が激化していたと話している。

一家が住んでいた住宅は、インドでも有数の高級住宅地とされるエリアに位置しており、ラディカさんは現役時代に国内で名声と富を築いた人物だった。引退後は、自宅近くで子どもたち向けのテニスアカデミーを運営していた。ラディカさんの知人たちは、「彼女は優しく、芯のある女性だった。幼い頃から性差別に直面しながらも、テニスで名を上げるために懸命に努力していた」と口を揃える。

一方、ディパック容疑者は、ラディカさんの名声が高まることを快く思っていなかったとされる。特に、周囲から「何もしていないのに、娘の成功に頼って生きている」と非難されたことに強い怒りを感じていたとみられる。

事件当時、ラディカさんはキッチンで料理をしていたところ、父親が背後から銃を突きつけたとされる。

1階に住む叔父のクルディープ氏は、「大きな物音に驚いて2階に駆け上がると、ラディカが血だまりの中に倒れていた」と証言した。また、「リビングルームには放置された銃があった」とも述べた。

警察は現場から凶器の銃や実弾などの証拠品を押収し、ディパック容疑者を銃器不法所持を含む複数の罪で起訴した。裁判は年内に行われる予定だ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了