失恋の痛みを癒そうと山にこもった男性、6日ぶりに無事発見される
恋人との別れに傷ついた中国の男性が、携帯電話を自宅に残したまま山に入り、そのまま行方不明に。家族が懸命に捜索を依頼した結果、6日後にようやく無事発見されたという。
香港『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)』によれば、男性の名前はシャオリン。3日間音信が途絶えたことで家族が警察に通報し、捜索が始まった。警察は自宅で携帯を発見し、防犯カメラの映像から彼が山に向かったことを突き止めた。

現地当局は100人以上の人員と住民、さらに警察犬やドローンまで投入して本格的な捜索を展開。ついに6日後、公園近くでシャオリンを発見した。服はボロボロだったが、幸いにも体調に異常はなかったという。
彼は山中で約40キロを歩き、最初の3日間は何も食べず、4日目からは湧き水と野生の果物だけで生き延びたと語った。家族に大きな心配をかけたことを深く後悔しており、「もう二度と同じことはしない」と約束したという。
このエピソードがSNSに広まると、中国のネット上では賛否入り混じった反応が続出。「別れて正解」「恋愛より生存本能が強すぎる」といった声の一方で、「元カノを忘れようとして、逆にネット上で永遠に記憶されてしまった」と茶化すコメントも目立った。
今回の一件は、失恋による衝動的な行動の危険性と、自然の中での生存の厳しさ、そして何より家族の存在の大切さをあらためて浮き彫りにした出来事となった。
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