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2025年07月17日木曜日
ホームトレンド米格安航空、機内ドリンクに「18%チップ」強制加算!CAの懐に直行?SNSで非難殺到

米格安航空、機内ドリンクに「18%チップ」強制加算!CAの懐に直行?SNSで非難殺到

引用:ニューシス
引用:ニューシス

米格安航空会社フロンティア航空が、機内での飲食物の注文時に最低18%のチップ支払いを求めていたことがSNSで明らかになり、物議を醸している。コロラド州デンバーからワシントン州シアトルへ向かうフライトに搭乗した乗客が、ビールとスナックを注文した際、決済画面に強制的なチップ選択肢が表示されたとし、その様子を撮影してSNSに投稿。「何のサービスも受けていないのにチップを要求されるなんて厚かましい」と怒りを露わにし、「もう二度とこの航空会社は利用しない」と語った。

フロンティア航空は、米国内で唯一、機内飲食にチップを求める航空会社とされ、2018年から導入されたこの方針は「客室乗務員の給与補完」を理由としている。現在は、チップは個々の乗務員が直接受け取る仕組みになっており、機内でのオーダー決済時に18%のチップが初期設定として提示され、回避するには「カスタム」を選んで自ら金額を0に設定する必要がある。

SNS上では、「安全を守るべき乗務員がチップに左右されるのはおかしい」「チップ文化は理解するが、強制のような仕様には納得できない」といった否定的な声が多数上がっている。一部のユーザーは「気がつかずに支払ってしまった」との証言もしており、透明性の欠如を指摘する意見も目立つ。

航空乗務員組合「全米航空乗務員協会(AFA-CWA)」も懸念を示し、「本来、客室乗務員は機内での安全確保と救命処置が主な任務であり、チップによりサービスの質が左右されるとの認識が広まれば、乗務員が性的な対象と見なされる温床になりかねない」とコメント。不適切な要求や階級意識の助長を未然に防ぐためにも、こうした制度は見直すべきだと強調している。

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