メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【科学界に衝撃】史上最大のブラックホール衝突、「太陽質量265倍」の巨体が誕生の瞬間を重力波で観測!

荒巻俊 アクセス  

引用:ロイター通信
引用:NASA

宇宙史上最大規模のブラックホール衝突が観測された。英バーミンガム大学のグレゴリオ・カルーロ教授の研究チームは13日(現地時間)、米国、欧州、日本の主要な重力波検出器の名を冠した国際共同研究グループ「LIGO-Virgo-KAGRA(LVK)コラボレーション」が、重力波観測史上最大質量のブラックホール合体を観測したと発表した。

この研究結果は18日まで英国スコットランドのグラスゴーで開催される「第24回国際一般相対性理論と重力会議(GR24)」と「第16回エドアルド・アマルディ重力波会議」で発表される予定だ。研究に使用された較正データは後日、重力波オープンサイエンスセンター(GWOSC)を通じて公開される。

LVKは重力波の検出と分析のために協力する世界的な国際共同研究グループで、米国のレーザー干渉計重力波観測所(LIGO)、欧州の重力波検出器(Virgo)、日本の大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)に参加する研究者で構成されている。

今回のブラックホール衝突は2023年11月23日、米ワシントン州とルイジアナ州のLIGOで同時に観測された。2つのブラックホールの衝突により時空がわずかに揺れ動き、発生した微細な重力波が地球に到達したのだ。研究チームは「2つのブラックホールが衝突後、1つのブラックホールに完全に合体する前に重力波が発生する『リングダウン(ringdown)』現象を捉えた」と説明している。

この衝突は地球から約100億光年(1光年は光が1年間に進む距離)離れた場所で発生した。衝突したブラックホールはそれぞれ太陽質量の137倍、103倍で、地球より40万倍速く回転していた。長い時間をかけて互いに引き寄せられ、最終的に衝突し、太陽の265倍の質量を持つブラックホールが誕生した。

今回の重力波検出は、これまでに記録された中で最大規模のブラックホール合体によるものだ。従来観測されたブラックホール衝突による重力波のほとんどは、太陽質量の30~80倍のブラックホール合体だった。今回は太陽質量の100倍を超える2つのブラックホールが衝突し、その結果、太陽質量の265倍という超巨大ブラックホールが形成された。

通常、太陽質量の100倍を超える星は、ブラックホールになる前に爆発する。LVKコラボレーションのメンバーであり、カーディフ大学の教授であるマーク・ハナム氏は「このような現象は以前にも観測されているが、今回が最も極端な例だ」と述べた。英ポーツマス大学のチャーリー・ホイ教授は「今回のブラックホールは、アインシュタインの一般相対性理論が許容する限界に近い非常に高速で回転しており、我々の理論的ツールの開発を促進する貴重な事例になるだろう」と語った。

物理学者たちは、今回合体したブラックホールが、過去に複数のブラックホールが合体した結果である可能性が高いと考えている。これにより、大質量で高速回転するブラックホールが形成される条件が整ったと説明されている。カルーロ教授は「この複雑な信号パターンとその意味を完全に解明するには数年を要するだろう」とし、「今後、非常に興味深い時代が展開されるだろう」と述べた。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「日本の若者、モラル崩壊か?」高校生の“鼻に紐”動画が640万再生、学校が異例の謝罪文発表
  • 「実は赤ちゃんが大好きだった...」毎晩子供と”こっそり添い寝”してくれる”ツンツン猫”に飼い主感動!
  • 「16歳少女殺害事件」の“真犯人”を40年ぶりに逮捕…無実の3人が18年間も服役した悲劇の真相は?
  • 「この時計、ちょっと見せてください」600万円のロレックスを腕に着けたまま逃走!
  • 「日本もここまで来たか...」10歳小学生が“二重整形”!美容クリニックの広告動画に非難の嵐
  • 「砂の上で絡み合う3匹のヒョウザメ」絶滅危惧種で初の“集団交尾”確認…研究者も驚愕!

こんな記事も読まれています

  • これなら成功と言える?…BMW新型「X7」レンダリングに海外で絶賛の声
  • 「差した瞬間、爆発!」テスラ車の充電でアダプターが粉々に…“非認証製品”使用に警鐘
  • 「洗いすぎは逆効果?」愛車を傷める“過剰洗車”の落とし穴と、最適な洗車サイクルとは
  • 「ジャパンモビリティショーで登場か?」…トヨタの次期モデル3種が示す“3つの未来”
  • 「常にブチギレ顔」なのに超甘えん坊!ムスッと顔のスフィンクス猫に世界がギャップ萌え
  • 「摘発前に一斉逃走」…カンボジアで中国系詐欺集団が“夜の大脱出”!
  • 「緊縮財政のツケか?」ロンドンが“スマホ盗難の温床”に!盗難スマホ4万台が“香港ルート”で中国へ流出
  • 「儲かってないのに株価倍増」…“AI投資ブーム”の裏で進む“循環取引”の危うさとは

こんな記事も読まれています

  • これなら成功と言える?…BMW新型「X7」レンダリングに海外で絶賛の声
  • 「差した瞬間、爆発!」テスラ車の充電でアダプターが粉々に…“非認証製品”使用に警鐘
  • 「洗いすぎは逆効果?」愛車を傷める“過剰洗車”の落とし穴と、最適な洗車サイクルとは
  • 「ジャパンモビリティショーで登場か?」…トヨタの次期モデル3種が示す“3つの未来”
  • 「常にブチギレ顔」なのに超甘えん坊!ムスッと顔のスフィンクス猫に世界がギャップ萌え
  • 「摘発前に一斉逃走」…カンボジアで中国系詐欺集団が“夜の大脱出”!
  • 「緊縮財政のツケか?」ロンドンが“スマホ盗難の温床”に!盗難スマホ4万台が“香港ルート”で中国へ流出
  • 「儲かってないのに株価倍増」…“AI投資ブーム”の裏で進む“循環取引”の危うさとは

おすすめニュース

  • 1
    「45万件の子ども妊娠」…ボリビア、未成年婚を“全面禁止”へ

    ニュース 

  • 2
    「食前vs食後」脂肪と血糖値に効く、最強の“お散歩タイミング”とは?

    ヒント 

  • 3
    金正恩、“聖人アピール”の裏で露骨な野心!派兵記念館で“温情演出”…「朝露の前進は誰にも止められない」と豪語

    ニュース 

  • 4
    「週100時間勤務が当たり前」...“超知能AI開発”のため、AI人材は過酷労働地獄!

    ニュース 

  • 5
    イスラエル軍、再びレバノン各地を空爆…4人死亡:“停戦合意を無視した暴走”

    ニュース 

話題

  • 1
    「驚きの快挙!」ユン・ガウン監督の新作『世界の主人』、東京フィルメックス映画祭に競争部門で招待決定!

    エンタメ 

  • 2
    「53兆円前払いは恐喝...」米韓、投資金の“現金比率”めぐり交渉難航!

    ニュース 

  • 3
    リサ、キムチとコチュジャン…舌は「生粋の韓国人」と証明

    エンタメ 

  • 4
    キム・ジェウォン「300億資産家?」退職慰労金は80万ウォン受領と明かす

    エンタメ 

  • 5
    TOMORROW X TOGETHER、日本3rdアルバムのタイトル曲『Can’t Stop』がオリコンチャート1位を獲得

    エンタメ