
生成AI「チャットGPT」の力を借りてダイエットに成功したアメリカの50代男性のエピソードが、ネット上で話題になっている。米健康誌『メンズフィットネス』によると、56歳のコディ・クロンさんはYouTube上で、わずか46日間で約11キロの減量に成功したと明かした。
彼はかつてバイク事故で重傷を負い、それをきっかけにうつ病を発症。生活のリズムが崩れ、体重も急激に増えていったという。今年4月1日の誕生日、シャワーを浴びた後に鏡に映った自分の姿にショックを受け、「このままではいけない」とダイエットを決意した。
クロンさんが選んだのはジムのトレーナーでも専門医でもなく、生成AIのチャットGPTだった。自身の健康状態と目標を入力すると、AIはカスタマイズされた46日間のダイエットプログラムを作成。そこには一日二食の自然食品、毎日の運動、十分な睡眠と日光浴、サプリメントの摂取など、規則正しく厳格な生活ルールが含まれていた。
彼は毎朝4時30分に起きて、水とブラックコーヒーで一日を始めた。運動後の朝食は牛肉、卵、オートミール、野菜という栄養重視のメニューで、夕食には脂身の少ないステーキ、米、良質な脂肪を取り入れた。砂糖や乳製品、加工食品は一切カットし、できるだけオーガニック食材にこだわった。
さらに、一日に4リットル以上の水を飲み、日光をしっかり浴び、夜は電子機器の使用を控えるなど、生活のあらゆる面にわたって自己管理を徹底した。毎日の体重や運動内容はチャットGPTに記録として報告し、そのデータを基にAIが食事や運動メニューをリアルタイムで調整してくれたという。
その結果、46日間で体重は94.8キロから83.3キロへと約11キロ減少。クロンさんは「46日間、トレーニングも食事も、回復管理も全部AIに任せた。変化は本当に衝撃的だった」と振り返り、「AIひとつで、太った体から引き締まった体へと生まれ変わることができた」と語った。
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