

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が、打者・投手に続いて「作家」という新たな肩書きを手にする見込みだ。愛犬であり「ペット界のワールドスター」としても知られるデコイを主人公にした児童書の共同著者として、来年2月に出版される予定であることが発表された。
18日(日本時間)、大谷は自身のインスタグラムで「デコイが児童書の主人公になる」と報告した。書籍のタイトルは『デコイが開幕戦を救う』。同日、MLB.comもこのニュースを報じ、「大谷は記録を塗り替えるだけでは満足せず、今度は本を執筆している」と伝えた。
記事では「MVPを3度受賞した二刀流のスーパースターは、自身のキャリアに『作家』という新たな一章を加えることになる」としつつ、書籍のテーマが「意外ではない」と評した。デコイがそれほどまでにファンの間でよく知られ、愛されている存在であることを反映している。

大谷は2023年のドジャース入団会見でデコイを初めて公式の場に紹介。さらに昨年8月には、デコイが始球式を行うというユニークなイベントでも話題を集めた。MLB.comによれば、今回の児童書はその始球式をモチーフに構成されており、ストーリーの背景には実際にあった出来事が取り入れられている。
出版社側は、この本の売り上げが非営利の動物保護団体への支援に使われると発表。チャリティーとしての側面も持つプロジェクトとなっている。
一方、大谷は16日、ジョージア州アトランタで開催されたメジャーリーグ・オールスターゲームにナショナルリーグの1番・指名打者として先発出場。2打数1安打を記録した。試合中、大谷に代わって出場したカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)が、6対6の同点で迎えた「スイングオフ」で3本のホームランを放ち、ナショナルリーグに勝利をもたらした。
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