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2025年07月18日金曜日
ホームトレンドスポーツ「真実はいつもひとつ」“肉のせい”は通じず…英テニス選手、無罪から一転4年出場停止の結末

「真実はいつもひとつ」“肉のせい”は通じず…英テニス選手、無罪から一転4年出場停止の結末

引用:ニューシス
引用:ニューシス

女子テニスのタラ・ムーア選手(英国)が、ドーピング違反で4年間の出場停止処分を受けた。

ニューシスの報道によると、AP通信は16日に「ムーア選手のドーピング違反が確認され、国際テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)から4年間の資格停止処分を受けた」と伝えたという。

ムーア選手は、2022年4月のドーピング検査で合成ステロイドのボルデノン(boldenone)とナンドロロン(nandrolone)の陽性反応が出た。

その後ムーア選手は、コロンビアで開催された大会に出場した際、汚染された肉を食べたためにドーピング検査で陽性反応が出たと主張。この弁明は一度は認められ、2023年12月に「嫌疑なし」と判断されたが、これを受けてITIAがスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴し、CASはITIAの主張を認めた。

AP通信によると、CASは「パネリストの大多数が、ムーア選手のドーピング陽性反応の原因が汚染肉によるものだという証明がなされていないと判断した」と述べたという。

ITIA側は「本件について科学的助言を求めた結果、当該選手は検体から検出された高濃度のナンドロロンについて適切な説明ができていなかった」と説明した。

1992年生まれのムーア選手は現在、女子テニス協会(WTA)の世界ランキングでシングルス864位、ダブルス187位に位置している。

不起訴処分を受けた後、大会への出場を再開したムーア選手は、今年6月まで試合に出場していた。その多くは下位レベルのWTAツアー大会だった。

今回の処分確定により、ムーア選手は再びツアーから締め出されることになった。

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