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2025年07月18日金曜日
ホームトレンドやりすぎ?それとも妥当? 中国の女子大生が外国人男性と一夜を過ごし"退学処分"に…国民から批判噴出

やりすぎ?それとも妥当? 中国の女子大生が外国人男性と一夜を過ごし”退学処分”に…国民から批判噴出

引用:サウス・チャイナ・モーニング・ポスト
引用:サウス・チャイナ・モーニング・ポスト

中国のある女子大生が外国人男性と一夜を共にした事実がSNSを通じて拡散され、退学の危機に直面している。しかし、学校側の過剰な処分と私生活の侵害を理由に世論の反発が強まっている。

17日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、8日に中国遼寧省の大連理工大学は在学生のリー氏(21)に対し、「不適切な行為」を理由に退学処分を下す方針を明らかにした。

問題となった行為は、昨年12月に上海で開催されたゲームイベント期間中、当学生がウクライナ出身の元プロゲーマー、ダニロ・テスレンコと一夜を共にしたことだ。この事実は、テスレンコ自身がSNSに学生との親密な動画や写真を投稿したことで明るみに出た。

さらに、関連動画でテスレンコが彼女を「イージーガール」と呼んだとされることが知られると、一部のファンが彼女の実名や家族情報、SNSアカウントなどを流出させ、個人情報が瞬く間にネット上に拡散された。一部の人々は大学側に処分を求める抗議まで行った。

これに対し大学側は、彼女の実名を公表した上で、「外国人と不適切な交際をし、国家の尊厳と大学の名誉を傷つけた」という規定を根拠に退学処分を正当化した。

しかし、世間の怒りは逆に大学側の対応に向けられている。ネットユーザーらは「私生活は大学が介入すべき問題ではない」、「女性だけが公然と罰せられている」などと批判を展開している。

テスレンコは当時既婚で子どももいたとの疑惑が広がったため、自身は当時独身で恋人もいなかったと釈明した。また、動画を投稿したことについて遺憾の意を表明し、中国人女性を「イージーガール」と呼んだ事実も否定した。

一方、中国の法律専門家らは現地メディアのインタビューで、大学側の措置に法的根拠が不十分だと指摘している。

北京市にある法律事務所の弁護士は、中国の高等教育機関の学生管理規定において退学処分が可能な8つの事由に今回の事例は該当しないとし、当学生が法的に対抗できると助言した。

ネット上では、この問題が女性に対する二重基準だとする議論にも発展している。同様かそれ以上に深刻な問題を起こした男子学生の場合、実名が公表されなかったり、軽い処分で済まされたりすることが多かったという指摘だ。

あるネットユーザーは「この事件の最大の被害者は学生だ」とし、「彼女の同意なしに顔が公開され、ネット上で魔女狩りに遭い、大学は退学処分に加えて実名まで公表した。全ての関係者が彼女に謝罪すべきだ」と主張した。

大学側は冷ややかな世論に対し、現時点で公式な対応を示していない。

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