27.8 C
Tokyo
2025年07月21日月曜日
ホームトレンド夫は斧振るい、妻は応援…命狙われた隣人とスマホが守った命、それでも釈放?

夫は斧振るい、妻は応援…命狙われた隣人とスマホが守った命、それでも釈放?

引用:JTBCのYouTube画面をAIで作成したイメージ
引用:JTBCのYouTube画面をAIで作成したイメージ

農村で作業中だった家族が、隣人の男から手斧で殺されかける事件が発生した。さらに、その場にいた加害者の妻は夫を止めるどころか「殺せ!」と叫び、暴力を煽っていたという。しかし、この男への勾留請求は裁判所によって却下された。

17日、JTBCの番組「事件班長」は、警察が今月7日昼、隣人に手斧を振り回したとして、移住者のAを殺人未遂の容疑で立件し捜査を進めていると報じた。

報道によれば、Aは2017年に妻とともにこの村に移住。被害者は、Aの自宅に隣接する農地で長年農業を続けてきた地元住民だった。

トラブルの発端は、その農地の所有権を巡る対立だった。被害者側は「父親から相続した土地」と主張する一方で、A側は「登記上は他人名義であり、村の共有地にすべき」と主張していた。

被害者はこれに猛反発し、「嘘をつくな。よそ者が自分のペンションに使うために土地を奪おうとしているだけだろ」と応じ、対立は深刻化していった。

事件当日もAは被害者を訪ねて言いがかりをつけ、「畑に蚊が多い」という被害者の息子の言葉に激高し、「俺が蚊か!」と怒鳴り返したとされる。

その後、Aは自宅から手斧を持ち出し、「殺してやる!」と叫びながら被害者に襲いかかったという。現場にはAの妻も同席していたが、止めるどころか「殺せ!」と叫んで夫を煽ったと、被害者側は証言している。

被害者は手にしていたスマートフォンでとっさに刃を防ぎ、息子がすぐにAから手斧を取り上げて警察に通報した。Aは駆けつけた警察に現行犯逮捕されたが、裁判所は勾留請求を却下し、事件発生から3日後に釈放された。

警察は現在、被害者の自宅に防犯カメラを設置し、スマートウォッチを支給するなど、身の安全を確保する措置を講じている。

Aは番組の取材に対し、「被害者の息子から侮辱されて口論になった。手斧は空に向かって振り回しただけで、脅かすつもりだった」と述べ、容疑を否認している。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了