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2025年07月23日水曜日
ホームトレンド【その背中が命をつないだ】道路寸断、救助なし…絶望の中で90代祖母を背負い700メートル走った青年に、家族の絆を見た世間が涙した

【その背中が命をつないだ】道路寸断、救助なし…絶望の中で90代祖母を背負い700メートル走った青年に、家族の絆を見た世間が涙した

豪雨の中、祖母を救った孫の勇気

韓国の慶尚南道(キョンサンナムド)山清(サムチョン)郡で集中豪雨による土砂崩れが発生した際、土砂に押し流された90代の祖母を孫が背負って数百メートル走って救出した感動的な話が後日明らかになった。

21日、山清郡などは19日朝の豪雨で山清邑(ウプ)并亭里(ピョンジョンリ)で土砂崩れが発生したと発表した。当時、自宅2階にいたヒョン・テハン(28)さんは周囲の状況を確認するため外に出たところ、突然の轟音とともに土砂や砂利が押し寄せてくる危険な状況を目の当たりにした。

家を襲った土砂でヒョンさんも下半身が埋まったが、幸い脱出できたという。その後、ヒョンさんは1階にいた90代の祖母が家の下の車庫付近の岩の上へ押し流されているのを発見した。

引用:mbc news
引用:mbc news

斜面に位置するヒョンさんの家は下から車庫に続く2階建ての構造で、祖母は土砂崩れにより1階から下にある車庫まで転がり落ちた状況だった。

ヒョンさんは急いで119に通報したが、道路が寸断され救助隊の到着まで時間がかかるとの回答を受けた。そこでヒョンさんは祖母をまず近くの村会館の縁側まで支えて移動させた。

周囲を見回すと、約700メートル離れた村の入り口に救急車が1台待機しているのを発見した。これを見たヒョンさんは、躊躇することなく祖母を背負って村の入り口まで走った。

祖母は擦り傷などの怪我をしたが、ヒョンさんの迅速な対応のおかげで無事に晋州(チンジュ)の病院へ搬送され、適切な治療を受けることができた。

山清郡の関係者は、ヒョンさんの事例のように災害の中で人命を救った事例を現在確認中だと述べた。今回の出来事は、自然災害の中でも輝く家族愛と勇気を示す感動的な事例として多くの人々の模範となっている。

 

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