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「バンコクより暑いじゃないか!」熱中症警戒レベル“危険”続く日本、韓国人観光客もお手上げで旅行先シフト加速

荒巻俊 アクセス  

記録的な猛暑が続くなか、日本を夏の旅行先から外す動きが広がり始めている。

韓国人観光客に人気の日本だが、熱帯地域であるタイ・バンコクよりも暑くなる可能性があるとの予測もあり、旅行先を見直す動きが出ているという。

引用:tenki.jp

30日、気象庁や業界関係者によると、現在、日本各地では最高気温が40度近くに達する日が続いており、北海道を除くすべての地域で熱中症への警戒レベルが「危険」段階に達しているという。外出を控え、冷房の効いた室内で過ごすよう呼びかけている。

日本の主要都市では徒歩移動が多く、飲食店巡りなど屋外観光が中心となるため、天候の影響を大きく受けやすい。特に猛暑は熱中症リスクに加え、旅の疲労感も増す要因となる。このため、海外旅行において室内観光に限定することが難しい日本では、夏の魅力がやや薄れてしまうとの見方も少なくない。

一部のオンラインコミュニティでは「日本は暑すぎるので行かないほうがいい。お金の無駄だ」といった声もあがっており、「日本の夏は韓国よりもはるかに暑い」「行くなら日傘は必須」「太陽で髪が焦げるかと思った」など、訪問を控えるよう促す投稿が目立っている。

実際に、日本行きの需要はやや減少傾向にあるという。韓国国土交通部の航空統計によると、今月1日から22日までに成田空港を利用した旅客数は約24万4,000人で、前年同期比14%減となった。福岡空港は17万3,000人で同11%減、札幌も9万9,000人と、前年の10万2,000人から約3%減少した。

旅行業界では、為替変動による旅行費用の上昇や個人旅行の増加といった複合的な要因に加え、年々厳しさを増す猛暑の影響で、他国への需要が高まっていると説明している。

日本行きの需要は減少する一方で、中国やモンゴルといった地域が新たな人気旅行先として注目を集めているという。韓国の大手旅行会社ハナツアーによると、7月から8月の予約状況は昨年とほぼ同水準が見込まれているが、地域別の予約割合では東南アジア、中国、日本、欧州の順で、日本は昨年の2位から3位へと後退し、東南アジアが2位に浮上している。

韓国モドゥツアーでも昨年は中国と日本がそれぞれ18%を占めていたが、今年は中国が22%で2位、日本は16%で3位にとどまった。

また、韓国キョウォンツアーの「旅行イージー」の予約状況では、昨年は16.6%を占めていた日本が今年は8.6%に半減した。一方で昨年5位だったモンゴル(6%)が今年は18.3%に達し、1位に躍り出たという。

業界関係者は「中国は昨年ビザ免除措置が始まって以降、一定の需要が続いている。張家界や白頭山など自然景観を求める中高年層から特に支持を得ている」と話している。

また、別の旅行会社関係者は「モンゴルは真夏でも平均気温が低く、快適な気候が続くことから、若年層から中高年層まで幅広い層に人気だ」と説明し、「東南アジア地域は家族旅行が多く、夏休みシーズンにはさらに需要が高まる傾向がある」とも述べている。

こうした傾向は今後も続く可能性があるとみられている。というのも、夏季の日本は熱帯地域よりも湿度が高いとの調査結果があるためだという。日本経済新聞によると、過去10年間の東京の8月平均湿度は、中国・上海やタイ・バンコクといった熱帯性気候地域を上回っているという。

日本の猛暑は来月6日頃まで続く見通しとされ、特に大阪や京都では気温が39度から40度に達すると予測されている。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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