
ロシア・カムチャツカ半島の地震で日本の太平洋沿岸に津波注意報が出された30日、本州南部で日中の気温が41度を超え、観測史上最高を記録した。
気象庁によると、本州一帯に高気圧の影響で猛暑が続く中、この日の午後2時39分頃、兵庫県丹波市で気温が41.2度まで上昇した。これは日本の観測史上最高気温で、従来の最高記録は2018年に埼玉県熊谷市、2020年に浜松市で記録された41.1度だった。

この日、京都府福知山市で40.6度、岡山県真庭市で40.2度、兵庫県西脇市で40度を記録するなど、本州南部の広範囲で40度を超える猛暑となった。ここ数日間、全国の数百か所の観測地点で気温が35度を超え、政府はほとんどの地域に熱中症警報を発令した。
前日(29日)には、全国914か所の観測地点のうち322か所で気温が35度以上を記録した。これは2010年以降で最多だという。
これに先立ち、先月の30日から今月6日までの1週間で、熱中症で病院に搬送された人が1万人を超えた。消防庁によると、この期間中に熱中症で16人が死亡し、1万53人が病院に搬送された。
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