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2025年08月02日土曜日
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【警戒】環太平洋火山帯が再び“覚醒”…ロシアでM8.8地震直後に火山噴火とM6.2余震の連鎖!

地球上で最も不安定な「環太平洋火山帯」が再び揺れている。ロシアのカムチャツカ半島近辺でM8.8の巨大地震と大規模な火山噴火が発生してから1日後、周辺でM6.2の余震が観測された。

英紙ガーディアンなどは31日(現地時間)、「ユーラシアで最も活発な活火山であるクリュチェフスカヤ山の噴火直後、近隣海域で追加の地震が発生した」と報じ、「地震、火山、津波が連鎖的に発生した今回の事態は、太平洋プレートが通過する『環太平洋火山帯』の不安定さを如実に示している」と伝えている。

前日、カムチャツカ半島の沖合で発生した巨大地震は、太平洋全域に津波警報をもたらした。数時間後、クリュチェフスカヤ山は激しい爆発を伴い噴火を開始した。西側の斜面に沿って熱い溶岩が流れ出し、赤い火柱が立ち上る様子はSNSを通じて急速に拡散された。

英紙テレグラフは今回の地震が観測史上6番目に強力であるとし、「その後に始まった火山噴火は太平洋地震・火山帯との関連性を示唆している」と分析した。これに伴い、米カリフォルニア州からチリまでに津波警報が発令され、日本やハワイでも避難指示が出された。

ロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー在住の25歳男性、ヤロスラフ氏(Yaroslav)はロイター通信に「壁が揺れ、少なくとも3分間にわたって強い振動が続いた」と語った。カムチャツカ南部のセベロクリリスクでは、津波が2.7mに達し、建物や車両が海岸外に流されたものの、住民全員が避難していたため人的被害はなかった。

ロシア科学アカデミー地球物理研究所カムチャツカ分所が公開した衛星写真には、クリュチェフスカヤ山の頂上から噴き上がる火山灰柱が鮮明に捉えられている。現場に接近した火山噴火追跡の専門家は、溶岩と炎が噴き出す瞬間を接写し、SNSに投稿した。

韓国の気象庁は31日の午後2時27分(韓国時間)、カムチャツカ南部390km沖でM6.2の余震が発生したと発表した。震源は北緯49.51度、東経158.61度、深さ10kmと分析された。1日おきに続く強力な地殻活動は、「環太平洋火山帯」北西部に位置するカムチャツカ半島の不安定さを改めて浮き彫りにしている。

ガーディアンは「大地震、火山、津波へと連鎖する反応は、自然災害対応システムの重要性を再認識させる」とし、「太平洋沿岸国の警報システムが危機対応に効果的に機能した」と評価している。

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