
ロサンゼルス・ドジャースの投手、山本由伸の自宅が強盗未遂の被害に遭った。事件が起きたのは7月31日の早朝、ドジャースがシンシナティで遠征試合を行っている最中のことだった。
米『NBCロサンゼルス』によると、山本の自宅があるハリウッドヒルズに3人の男が侵入を試みた。裏庭の塀を越え、ガラス窓を割って家の中に入ろうとしたが、決定的な役割を果たしたのは山本の愛犬だったという。
犯人たちが窓を破壊しようとした瞬間、室内にいたスタッフと愛犬が異変に気づいた。犬は激しく吠え続け、家の照明が点灯すると、侵入者たちは慌てて逃走。犯行は未遂に終わった。警察が現場に到着したときには、すでに容疑者たちは姿を消していた。
この勇敢な愛犬は、山本が負傷離脱していた昨年、母親と共にロサンゼルスの保護施設で出会った元保護犬。一目で気に入り、家族として迎え入れたとされる。
防犯カメラには3人の侵入者が映っており、警察はロサンゼルス周辺で暗躍する組織的な強盗グループとの関連を視野に捜査を進めている。セキュリティをどうやって突破したのかも重要な手がかりとされている。
スポーツ選手を狙った空き巣事件は今回が初めてではない。ドジャースの選手では2023年、マックス・マンシーやフレディ・フリーマンの自宅も被害に遭っている。
山本は今季、メジャー移籍1年目にして21試合に登板し、9勝7敗、防御率2.63と安定した成績を記録。4日にはタンパベイ・レイズ戦での先発登板が予定されている。
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