メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「コウモリが口の中に…」米女性、コウモリ接触で狂犬病ワクチン→保険不適用で治療費300万円超え!米国医療費のリアル

望月博樹 アクセス  

引用:Pexels
引用:Pexels

米国の女性が旅行先でコウモリが口内に飛び込むという事態に見舞われ、約2万ドル(約295万4,232円)もの医療費を支払うことになった経緯が明らかになった。

KFFヘルスニュースは先月31日(現地時間)、米マサチューセッツ州に住むエリカ・カーンさん(33)の体験を報じた。

エリカさんは昨年8月、父親と共にアリゾナ州のグレンキャニオン国立公園を訪れ、自然の中で夜空を撮影していたところ、1匹のコウモリがカメラと顔の隙間をすり抜けるように飛来し、悲鳴を上げた際に口の中に何かが入った感触があったという。コウモリのどの部分が入ったのかは不明だが、ほんの数秒の出来事だったと振り返っている。

コウモリに噛まれた形跡はなかったものの、医師である父親の勧めで病院を受診することにした。だが、エリカさんは旅行直前に生命科学系企業を退職しており、会社を通じた健康保険の加入資格を失っていたという。

引用:Pixabay
引用:Pixabay

米国では一般的に、雇用を通じて健康保険に加入する仕組みとなっている。退職後も、前職の保険を月額約650ドル(約9万5,990円)で継続利用できる制度があるが、エリカさんは若く健康であることから、次の仕事が見つかるまで保険に入らずに済ませられると判断していたという。緊急の医療事態にも、その時点で個人保険に加入すれば間に合うと考えていたとのこと。

しかし実際には、多くの個人保険に「待機期間」が設けられており、加入後すぐには保障が適用されない場合がある。エリカさんがコウモリとの接触後に加入した保険も、30日間の待機期間があった。

これを知らなかったエリカさんは、事故の翌日に病院を訪れ、狂犬病の予防治療を受けた。その後、アリゾナ州、地元のマサチューセッツ州、さらにコロラド州の医療機関で、2週間にわたり狂犬病ワクチンや免疫グロブリンの接種を計4回にわたって受けた。

狂犬病は感染した犬だけでなく、アライグマやコウモリなどの野生動物を通じても感染のリスクがあるため、接触があった場合には予防措置が推奨されている。

その後、安心して治療を受けていたエリカさんのもとに届いた医療費の請求書は、合計で2万749ドル(約306万4,125円)という高額なものだった。 このうち最初に訪れたアリゾナ州の病院での費用が1万7,079ドル(約252万2,155円)を占め、ワクチンや免疫グロブリンの接種費用だけで約1万5,242ドル(約225万934円)に上った。

エリカさんが事故直後に加入した個人保険からは、保険金の支払いは一切行われず、後日送付された説明書には「該当サービスに必要な待機期間が満たされていなかった」と記載されていたという。

引用:123RF
引用:123RF

ジョージタウン大学健康保険改革センターのサブリナ・コレット共同所長は「ほとんどの民間保険では、加入した翌月1日から保障が適用される。実際に体調を崩すまで保険加入を先延ばしにすべきではない理由がここにある」と指摘している。

現在、エリカさんは再就職し、充実した健康保険にも加入できているという。ただ、コウモリとの接触による医療費の支払いは今も続いており、一部は分割払いに変更し、病院と交渉して減額に応じてもらった費用もあるが、1万9,000ドル(約280万7,189円)超の請求が残っている状況だという。

エリカさんはこの請求について、異議申し立てと法的手続きを継続する意向を示している。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 【頭脳派殺し屋】シャチがヨットを次々襲撃…欧州で“暴走攻撃”急増のワケとは?
  • 「ChatGPT、夫に飲ませる毒を作りたい」AIが“殺人の教科書”に…米国で明らかになった“あまりに凶悪な女”の素顔
  • 「宇宙は加速膨張していない?」25年の定説を覆す、“宇宙減速説”が浮上!ノーベル賞理論も揺らぐか
  • 「ブラックホールが物質を吐き出した?」M87銀河で“逆ジェット”噴出、ジェイムズ・ウェッブが史上初の瞬間を激写!
  • 「昭和平成生まれなら、持ってるかも?」家に眠る“古いモノ”が数千万円で売れる!
  • 「17人の女性と…」ペルーの司教、寝室の“長い髪の毛”で二重生活が発覚!

こんな記事も読まれています

  • 「空が通勤路になる!」…1回充電で200km飛ぶイーハンVT35、“飛ぶEV”が都市をつなぐ
  • 「テスラ・モデルSに宣戦布告」ポールスター5、884馬力の電動GTが覚醒!北欧からの挑戦状
  • 【話題】テスラ「モデルYスタンダード」登場…“安くなったのに安く感じない”新時代SUV
  • トヨタ「フォーチュナー」2026年モデル登場…ハイブリッド化と最新安全技術で全面進化
  • 【頭脳派殺し屋】シャチがヨットを次々襲撃…欧州で“暴走攻撃”急増のワケとは?
  • 「知らぬ間に骨がスカスカ」…50代から急増する“骨粗鬆症”、今すぐできる“予防習慣”とは?
  • 「軍人給与に80億ドル流用」…米シャットダウン下、トランプ氏が国家財政を“独断運用”!
  • 「暴動と報復の連鎖」…トランプ政権の強硬策で“民主党拠点”が戦場化!住宅街で“催涙ガス”使用も

こんな記事も読まれています

  • 「空が通勤路になる!」…1回充電で200km飛ぶイーハンVT35、“飛ぶEV”が都市をつなぐ
  • 「テスラ・モデルSに宣戦布告」ポールスター5、884馬力の電動GTが覚醒!北欧からの挑戦状
  • 【話題】テスラ「モデルYスタンダード」登場…“安くなったのに安く感じない”新時代SUV
  • トヨタ「フォーチュナー」2026年モデル登場…ハイブリッド化と最新安全技術で全面進化
  • 【頭脳派殺し屋】シャチがヨットを次々襲撃…欧州で“暴走攻撃”急増のワケとは?
  • 「知らぬ間に骨がスカスカ」…50代から急増する“骨粗鬆症”、今すぐできる“予防習慣”とは?
  • 「軍人給与に80億ドル流用」…米シャットダウン下、トランプ氏が国家財政を“独断運用”!
  • 「暴動と報復の連鎖」…トランプ政権の強硬策で“民主党拠点”が戦場化!住宅街で“催涙ガス”使用も

おすすめニュース

  • 1
    「露ウ戦争 最大のリスク」ザポリージャ原発、停電で“絶体絶命”の危機からまもなく外部電力再開へ

    ニュース 

  • 2
    「企業はもはや政府の駒?」中国のレアアース規制に米が反撃、主要産業を“政府直轄”にする衝撃戦略!

    ニュース 

  • 3
    「郵便料金を払え」中国発“詐欺メッセージ帝国”が米国を侵食、1500億円吸い上げた“凶悪スキーム”

    ニュース 

  • 4
    「世界を人質に取る気か!」米、中国の“希土類支配”を猛烈批判…「もう黙ってはいられない」

    ニュース 

  • 5
    「空が通勤路になる!」…1回充電で200km飛ぶイーハンVT35、“飛ぶEV”が都市をつなぐ

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「機関車が次々と狙われる」...ロシア、“新型ドローン”でウクライナ鉄道を集中攻撃!

    ニュース 

  • 2
    「トランプ、シャットダウンを無法地帯と勘違いするな!」米地裁、公務員大量解雇の“暴走”にブレーキ

    ニュース 

  • 3
    「守りから攻めへ」中国、米国への「精密経済攻撃」開始!即時報復と友好国拡大で“主導権掌握”へ

    ニュース 

  • 4
    「空が再び戦場に…」AIと風船が編み上げる“見えない監視帝国”、衛星もドローンも届かない静かな支配の始まり

    フォトニュース 

  • 5
    【EV危機】税控除廃止でGM・フォードは撤退...生き残りをかけたテスラの”戦略転換”とは?

    ニュース