
米イリノイ州で、70代の男が家族の知人の結婚式に出席中、40代の義理の娘を銃で撃ち殺すという衝撃的な事件が発生した。
事件が起きたのは先月25日、現場はシカゴ郊外シャンバーグにあるマリオットホテルの駐車場。被害者はクリスティン・モイヤーさん(45歳)。結婚式を終え、午後10時すぎに夫や家族とともにホテルを出た直後、76歳のローランド・シュミット容疑者に銃撃された。
現場にいたモイヤーさんの夫が必死に応急処置を施したものの、搬送先の病院で死亡が確認された。警察は現場でシュミット容疑者を逮捕、凶器の銃を押収した。
地元検察によると、シュミット容疑者は「モイヤーさんが息子に離婚書類を渡したことに激しく憤った」と動機を供述。事件の1週間前から計画的に犯行の準備を進めていたという。
モイヤーさんは先月8日に夫に離婚書類を渡しており、その2日後に夫が父親であるシュミット容疑者に伝えたことで事態が動いたとされている。さらにシュミット容疑者は「事件後は自殺するつもりだった」とも語っている。
検察の説明では、彼は1999年に自身が離婚した際にも激しい対立があり、その後は前妻や子どもたちとも疎遠となり、孤独な生活を続けていたという。
次回の公判は今月22日に予定されており、全米の注目が集まっている。
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