10歳の息子を空港に一人で残して飛行機に搭乗した夫婦の行為が公憤を買っている。
9日(現地時間)、USAトゥデイなどの報道によると、6日にスペイン・バルセロナのエル・プラット空港で、ある夫婦がパスポートに問題のある10歳の息子を置き去りにして搭乗するという信じがたい事件が発生した。

この子どもは、一人でいるところを空港職員に発見され、職員がSNSに投稿したことで事件が明るみに出た。
職員によれば、夫婦は搭乗直前に息子のパスポートが失効していることと、渡航先で必要なビザがないことに気づいた。飛行機に乗り遅れないよう、子どもを空港に残し、親戚に引き取りを依頼する連絡のみを入れてそのまま搭乗したという。
夫婦は、「航空券を無駄にするわけにはいかなかった」と弁明し、「親戚に連絡済みなので問題ない」と主張したそうだ。
職員は「(親戚が到着するまで)1時間かかるか3時間かかるかもわからないのに、どうして10歳の子どもを空港に置き去りにできるのか」と憤りを示した。
空港側は子どもを保護し、警察に通報した。夫婦が搭乗した便の出発を一時停止させ、まだ離陸前の機内から夫婦を降ろし、子どもと引き合わせた。
警察は夫婦を児童放棄の疑いで立件し、詳しい経緯を調査中である。
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