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2025年08月11日月曜日
ホームトレンドおもしろ「猛暑を生き抜く発明」屋根に自作エアコンを載せたアフガンの青いタクシー、40度超に挑む

「猛暑を生き抜く発明」屋根に自作エアコンを載せたアフガンの青いタクシー、40度超に挑む

引用:Newsis
引用:Newsis

自作エアコン装置を車両の屋根に取り付けた独特な姿のアフガニスタンのタクシーが話題になっている。

Newsisの報道によると、先月10日(現地時間)、AFP通信はアフガニスタン南部カンダハール市において、青いタクシーが屋根にエアコン装置を固定し、排気ホースを通じて助手席の窓から冷気を取り入れる様子を伝えた。

タクシー運転手のグル・モハマドさん(32)は「ここ3、4年で気温が急上昇し始めた。車のエアコンは故障し、修理費は高額だった」と語り、「そこで技術者に依頼し、特注の冷却装置を製作した」と説明した。

彼は、この装置に3,000アフガニ(約6,477円)を投じた。モハマドさんは装置をタクシーのバッテリーに接続し、定期的に水を補充している。

この地域の気温は摂氏40度を上回るという。アフガニスタンは世界最貧国の一つであり、気候変動の影響を最も受けやすい国の一つでもある。特に猛暑の影響は深刻で、干ばつも悪化の一途をたどっている。

別のタクシー運転手、アブドゥル・バリさんは「これは(標準の)エアコンより効果的だ」と述べ、「通常のエアコンは前方だけを冷やすが、この冷却装置は車内全体に冷気を行き渡らせる」と語った。

タクシーの乗客のノルラさんは、冷たい風に顔を近づけながら「エアコンがないと耐えられない」と話し、「運転手たちの工夫は素晴らしい解決策だ」と称賛した。

アフガニスタンの都市は、ほとんどが老朽化した車で埋め尽くされており、これらの車は近隣諸国から輸送されてきた後、最後の場として利用されることが多いという。

この地域の技術者のムルタザさんは、「タクシー運転手による自作エアコンの需要が過去2、3年で急増している」と説明した。

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