32.2 C
Tokyo
2025年08月14日木曜日
ホームトレンド「男女の身体的接触は良いこと、たくさん経験しておけ」…50代教員の発言が波紋 法廷では「授業の一環」と主張

「男女の身体的接触は良いこと、たくさん経験しておけ」…50代教員の発言が波紋 法廷では「授業の一環」と主張

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

韓国で授業中に生徒へ性的な発言を行ったとして起訴された50代の元教師に、罰金刑が言い渡されたことが分かった。

13日、済州(チェジュ)地裁刑事2部のペ・グミン部長判事は、A被告(53)の児童福祉法違反事件の判決公判で、罰金500万ウォン(約53万円)を科した。

また、40時間の治療プログラム受講と、児童・青少年・障害者関連施設での3年間の就業禁止も命じた。

A被告は済州市内の高校で教員として勤務していた2023年3月頃、複数の生徒に性的・精神的虐待を加えたとして在宅起訴された。

起訴状によると、授業中に「性的な関係」を意味する単語が出ると「それは良いものだ。たくさん経験してみるべきだ」などと発言し、生徒に性的な羞恥心を与えたとされる。さらに、生徒の体を見て「日頃、健康管理をしていない結果だ」「スタイルがいい」などと発言したほか、別の生徒には「お前は何の価値もない」と繰り返し述べ、精神的苦痛を与えた疑いもある。

A被告は法廷で起訴事実を全面否認。弁護人は「被害者に対し精神的または性的な虐待を意図した事実はなく、被告が日頃から重視していた価値観を強調する過程で、授業の進行が遅れたことに不満を抱いた生徒が不快感を示し、その中で虐待があったとの証言が出たものと考えられる」と主張した。

しかし裁判所はこれを退け、有罪判決を下した。ペ部長判事は「在校生らの証言は明確で、捜査の核心部分と一致しており、犯罪事実が認められる。弁護側は悪意がなかったと主張するが、社会通念と被害者の受け止め方は異なる」と述べた。

なお、A被告は本件を受け、済州道教育庁から懲戒免職処分を受けた。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了