
車に乗っていて突然ワイパーが動いても、ほとんどの人は「雨が降っているか、窓を拭いているだけだ」と思い、気にも留めないものだ。
しかし、あるラブラドゥードルの子犬の反応は全く異なっていた。子犬の目には、窓に飛んだ水滴とワイパーの動きが危険なものに映ったようだ。
最も大切な存在である飼い主を脅かす「正体不明の怪物」と判断したのか、思いもよらぬ行動を取る姿が公開され、大きな笑いを呼んでいる。

SNSには「窓の水滴が危険だ」と思い込み、飼い主を守ろうと奮闘するラブラドゥードルの動画が投稿された。
後部座席に座っていた子犬は、ワイパーが動き出すと稲妻のように前方へ飛び出し、飼い主の前に立ちふさがった。ガラスに向かって前足を振り、ダッシュボードを必死に引っかきながらワイパーを捕まえようとしたという。

子犬は、窓に飛んだ水滴とそれを拭き取ろうと飼い主が作動させたワイパーを危険と判断したとみられる。
子犬は「心配しないで、私が守る」と言わんばかりの姿を見せたという。
人々には単なるハプニングに映るが、子犬にとっては真剣な状況だった。きらめきながら素早く動くワイパーと水滴が飼い主を攻撃していると思い、全身でその脅威から飼い主を守ろうとする姿は印象的だ。普段から飼い主をどれほど大切に思っているかをうかがわせる瞬間でもある。
犬は飼い主を守るためなら、危険かどうかを問わず、一瞬にして世界で最も勇敢な守護者へと変身する。

この動画を見たネットユーザーからは「すごく素早い!まるで猫のような反射神経だ」、「もうワイパーは飼い主を襲えない。君がしっかり防いだから」、「今、君が飼い主の命を救ったんだ」などの声が寄せられている。
なお、ラブラドゥードルはラブラドール・レトリバーとプードルを交配して生まれた犬種で、1988年にオーストラリアで初めて誕生したとされる。
ラブラドゥードルは温和で人懐こい性格に加え、優れた知能と社会性を備えており、老若男女を問わず多くの人々に愛されている。

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