
「息子よ、何人の億万長者を知っている?」
「一人も知らないよ」
「今、初めて知ることになったな」
大腸がんを克服したイギリス人男性が息子に宝くじ当選を伝え、抱き合って喜ぶ様子がSNSで話題となっている。
『BBC』や英紙『デイリー・ミラー』によると、ノーフォーク州アトルバラに住むポール・ハービーさん(51)は、先月4日に購入したユーロミリオンズで100万ポンド(約1億9,800万円)を当てた。抽選から1週間後に当選を知ったという。
10代の息子と娘を男手ひとつで育ててきたハービーさんは、子どもたちの反応を残そうとスマートフォンで撮影。動画には、キッチンで息子と抱き合い、涙を流して喜ぶ姿が映っていた。「子どもたちの反応は面白くも心温まるものだった。本当に信じられなかった」と振り返っている。

過去2年間、大腸がん治療に苦しんできた彼にとって、当選の知らせは夢のようだった。それでも「人生は楽ではなかったが、子どもたちは私のすべてだった」と語り、家族が最優先だと強調している。
当選金は子どもたちとの海外旅行に使う計画だ。幼少期にキプロスで12年間過ごした経験から、ギリシャ旅行を計画しており、「家族で海外に行ったことがないので、まずはパスポートを取得しなければならない」と話した。
また、娘のために運転免許取得用の中古車を用意する考えも明かし、「2人の子どもが持つ夢を全力で支えたい」と語った。ハービーさんは、宝くじの幸運を家族の未来のために生かしたい考えだ。
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