
交際相手の娘に対して不適切な接触行為をしたとして、40代の男に対し、福岡地裁は懲役刑の執行猶予を言い渡した。
17日、福岡県の『RKB毎日放送』は、福岡地裁が11日、福岡県筑紫野市の大工、荒木満被告(49歳)に懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡したと報じた。
福岡地裁は「未成年の被害者の未熟さにつけ込んだ悪質な行為だ」と認定した一方、被告が反省の態度を示し、和解が成立した点などを考慮したとした。
荒木満被告は昨年9月、自宅で交際相手の娘(当時14歳)に対して不適切な接触を行った。
判決文で福岡地裁は、「被害者が十分な判断能力を持たないことにつけ込んだ悪質な犯行であり、行為の性質も重大である」と指摘した。
また、福岡地裁は荒木被告が同居する交際相手の娘に対し、繰り返し不適切な行為を行っていた事実にも言及した。
判決は「同居する被害者に対して複数回にわたる接触があり、常習性が認められる」と認定した。
さらに「母親の交際相手による行為は、被害者の心身の発達に悪影響を及ぼすおそれがあり、到底容認できない」と強調した。
動機については「被害者に対する不適切な感情を抱き、影響を顧みず自己の欲求を優先した」とし、「自己中心的で酌量の余地はない」と結論づけた。
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