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2025年08月23日土曜日
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【整形地獄】アイドルに憧れ32回の手術と性転換…信仰で再び男性へ戻るまで

引用:デイリー・メール
引用:デイリー・メール

韓国アイドルのような容姿を目指して32回もの整形と性転換手術を受けたが、最終的に再び男性へ戻るための手術にまで踏み切ったイギリス人男性の波乱の半生が明らかになった。

23日、イギリスの「デイリー・メール」によると、イギリス出身のオリー・ロンドン氏(35歳)は、2013年に韓国へ移住し、英語教師として働く傍らK-POPに熱中していたという。

オリー氏は「幼少期は小柄で内向的な性格のため、友人からいじめを受けた」と語り、「その自分とは真逆の『完璧な』韓国の女性アイドルに心惹かれた」と述べた。

彼は西洋人らしい外見ではなく「アジアの女性」のような容姿を手に入れるため、30回以上の整形手術に挑み、その費用は70万ドル(約1億281万3,320円)に達した。

オリー氏は「頬骨や顎の削除、目や鼻の整形など、8年間で32回の手術を施した」と明かし、「手術後は2週間にわたり、話すことも食事をとることもできなかった」と語った。

整形で外見を変えた後、彼は韓国で歌手としても活動した。彼のYouTubeチャンネルに公開された歌唱動画は、4,500万回以上の再生回数を記録したこともある。

整形後に性転換手術も受けたことを明かした

しかし、オリー氏は依然として自分を「完璧とは程遠い」と感じ、2022年には自身がトランスジェンダーであることを公表した。彼は「女性のような顔立ちを得るため、眉骨の削除、フェイスリフト、唇へのフィラー注入、頬の脂肪吸引、生え際の低下手術などを行い、さらには女性的な胸を作る手術も受けた」と述べた。

また、「手術後、外見が変わるたびにファンは増えたが、同時に『プラスチックのようだ』や『ロボットみたいだ』と批判する声もあった。手術さえすれば完璧になれると信じていたが、結果としてうつ状態に陥った」と明かした。

最終的にオリー氏は宗教に救いを求め、キリスト教に帰依。その後、「再び男性として生きる決意を固めた」と述べ、「神との出会いにより、性自認に悩む日々から解放された」と語った。

オリー氏は「男性的な姿を取り戻すためにフィラーを除去し、ボトックスもやめて筋トレに励んでいる」と述べ、「今こそ本当の自分を受け入れる術を学び、これが最も自然で完全な姿だと思う。歌手として再出発したい」と語った。

一方、2022年にアメリカのある女性が男性への性転換手術を受けたものの、男性としての生活に幸福を見出せず、6年後に再び女性へと性転換したケースも報告されている。

男性→女性→男性、性転換手術は可能なのか

性転換手術は大きく分けて二種類ある。女性から男性への性転換手術(FTM)と、男性から女性への性転換手術(MTF)である。前者は後者よりも複雑なプロセスを伴う。子宮、卵巣、卵管、乳房など、除去すべき臓器が多い上、存在しない陰茎を新たに形成する必要があるからだ。

まず、女性から男性へ転換する「男性化性転換手術」の場合、陰茎の形成が重要となる。そのため、他の組織の細胞を用いて陰茎を再建する手術や、陰核を拡大させて陰茎の機能を持たせる手術が行われる。

また、陰茎再建時には体内の組織を一部切除し、陰茎状に成形する必要がある。主に前腕、大腿部または腹部などから採取された皮膚を利用し、陰茎軸および亀頭を作製、さらに患者が尿道を通じて排尿できるよう尿道も新たに形成する。陰茎形成術は一般に長時間の手術となる。

しかしながら、手術によって勃起機能は回復しないため、性転換後に女性との性行為を希望する場合は陰茎プロステーシス手術が必要となる。これは、勃起不全の治療と同じ原理に基づくもので、まず陰茎内に膨張式プロステーシスを埋め込み、陰茎海綿体にシリンダーを配置、陰嚢に調整ポンプを設置、さらに恥骨後の下腹部に生理食塩水を充填した貯蔵庫を置く。

必要時には、陰嚢内のポンプを作動させると、シリンダーに生理食塩水が移動し、実際の勃起のように陰茎が膨張する仕組みだ。

一方、男性から女性へ転換する「女性化性転換手術」の場合は、膣形成術、乳房拡大術などの施術が行われる。男性に女性ホルモンを6ヶ月以上投与した場合、生殖機能はほぼ失われ、性欲や勃起もほとんど見られなくなり、乳房が若干大きくなることで女性的な体型へと変化する。

女性ホルモン投与後1〜2年でほぼ女性の体型になるが、精巣はわずかに縮小するものの完全には消失しないため、この時期に性転換手術が主に行われる。顔面整形、喉仏削除、声帯手術、精巣摘出、乳房形成などを同時に実施することもある。

オリー氏のように再び男性へ戻る場合は、男性ホルモン投与の後、腹部や前腕の皮膚を用いて男性器を形成する手術が行われる。ただし、複数回の性転換手術を受ける場合、ホルモンバランスの乱れや性的感覚の低下といった副作用が起こる可能性がある。

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