外出拒否に激怒した81歳、介護施設で放火
マレーシアの介護施設で衝撃的な火災事件が発生した。
恋人との外出を認められなかったことに不満を募らせた81歳の入居者が施設に放火し、建物の半分が焼失する事態となった。

現地紙「ハリアン・メトロ」が16日付で伝えたところによると、火災は14日午前8時31分ごろ、マレーシア北部プルリス州パダン・ブサールの介護施設で発生した。
パダン・ブサール地区警察署のショクリ・アブドゥラ次長は、初期調査の結果、入居者20人のうち1人が火をつけたと確認されたと明らかにした。
防犯カメラが捉えた決定的瞬間
警察が防犯カメラ映像を分析したところ、81歳の男性が厨房の収納棚に火を放つ様子が映っていた。
火は急速に広がり本館へ延焼、最終的に建物の約50%が損壊する大きな被害をもたらした。
さらに驚くべきは犯行の動機だった。
追加捜査の結果、男性は施設管理者が恋人と補聴器を買いに外出することを禁じたことに激しく憤り、放火に至ったことが判明した。

容疑者は現在保釈されており、事件はマレーシア刑法435条に基づき捜査が進められている。
また、プルリス州消防救助局(JBPM)とプルリス州警察科学捜査班が協力し、被害規模と火災の発生経緯を調べている。
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