
大地震の噂が広がる中、7月の日本への訪問者数は前年同月比で増加した。特に中国からの訪問者は25.5%増加し、訪問者数1位を占めた。
8月21日、日本政府観光局(JNTO)が発表したところによると、7月の訪日外国人数は343万7,000人に達し、前年(337万7,800人)比4.4%増となった。
国別では、中国が97万4,500人で前年同月(77万6,520人)比25.5%増となった。2位の韓国は67万8,600人で10.4%減となった。
最も伸び率が高かったのはロシアで、1万1,300人が訪日し、前年(5,675人)比99.1%増となった。一方、最も減少幅が大きかったのは香港で、36.9%の急減した。
この点についてJNTOは、「韓国では東南アジアや中国への旅行需要が増加したほか、7月の日本で大地震が発生するとの噂も拡散した」と指摘した。
風水を重視する傾向がある香港は、日本で大災害が発生するという噂が広まったため、訪日観光客が急減した。
7月の大地震の噂は、2021年に出版されベストセラーとなった日本の漫画家、たつき諒氏の『私が見た未来』完全版に由来する。同書には7月5日に大津波が押し寄せるという内容が含まれていた。たつき氏は1999年の初版で、2011年3月の東日本大震災を予言し、注目を集めたことがある。
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