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標高7000mで孤立のロシア人女性、悪天候で救助打ち切り…救助隊員死亡・ヘリも大破 隊長「この地点で生還した者はいない」

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引用:Telegram
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足を骨折し標高7,000メートル級の高山で孤立していたロシア人女性登山家の捜索活動が、悪天候のため10日間で打ち切られた。

英紙『デイリー・メール』が23日(現地時間)に伝えたところによると、遭難したのはロシアの登山家ナタリア・ナゴビチナさん(47)。彼女は今月12日、キルギスのポベーダ山(標高7,439メートル)を登攀中に足を負傷し、標高7,200メートル付近で動けなくなったという。

同行していた仲間が救助を求めて下山した後、本格的な捜索活動が始まった。しかし同時に天候は急速に悪化。気温は氷点下23度以下にまで下がり、猛烈な吹雪が続いた。

救助活動の最中、イタリア人登山家がナゴビチナさんのもとにたどり着き、寝袋やテント、食料、水などを渡すことに成功。一時は希望が見えたものの、ヘリコプターでの搬送を含めた救助の試みはことごとく失敗に終わった。

さらに、救助に向かったイタリア人登山家が低酸素症と低体温症で死亡するという悲劇が発生。事故現場付近に接近したキルギス国防省のヘリコプターも損傷し、操縦士ら4人が負傷する事態となった。

登山救助チームは、ナゴビチナさんがいるとされる地点の約1km手前まで接近したものの、極寒の環境に阻まれ、撤退を余儀なくされた。

これを受け、キルギス共和国緊急事態省は救助活動の正式な中断を発表した。3日前まではドローン映像でナゴビチナさんの動きが確認されていたが、当局は現在、生存の可能性は極めて低いと判断している。

救助隊長のドミトリー・グレコフ氏は「その高度で生き延びることは現実的ではない」と述べ、「過去に同じ地点から救助された例はない」と説明した。

キルギスの現地メディア『24』によれば、この山ではこれまでに80人以上の登山家が命を落としているという。

引用:ナタリア・ナゴビチナのSNS
引用:ナタリア・ナゴビチナのSNS

ナゴビチナさんはまた、4年前に夫とともに標高6,995メートルのハン・テングリ山(中国・カザフスタン・キルギスの国境に位置する山)に登った際、夫を亡くしている。当時、夫セルゲイさんが脳卒中で麻痺症状を起こしたにもかかわらず、救助隊から「夫を置いて下山するように」と求められた指示を拒否したことで話題となった。

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CP-2022-0028@fastviewkorea.com

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