
映画『ジョーズ』のテーマを生み出した映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ(93)が意外な発言をし、話題を呼んでいる。
Newsisの報道によると、24日(現地時間)英国「ガーディアン」紙によれば、ジョン・ウィリアムズは「私は映画音楽をそれほど好んでいない」と語り、「映画音楽は歴史上の偉大な芸術作品と比べると格が落ちると思う」と述べた。
さらに「映画音楽がどれほど優れていても、心に残る部分はせいぜい8分ほどだ」と述べ、「偉大だとされる映画音楽も、多くの場合は郷愁によって記憶されるにすぎない」と付け加えた。
さらに「映画音楽がクラシックと同じレベルでコンサートホールで演奏されるべきだという考えは幻想だ」とし、「多くの映画音楽は一時的で断片的なため、誰かが再構成しなければ独立した演奏作品として成り立たない」と述べた。
ウィリアムズは『ジョーズ』、『インディアナ・ジョーンズ』、『E.T.』、『ハリー・ポッター』シリーズの初期3作品など、100本を超える映画の音楽を手掛けており、現存する作曲家の中でアカデミー賞最多ノミネート(計54回)記録を保持している人物だ。
彼の音楽は、数多くの映画で感情と雰囲気を高める重要な要素として高く評価されてきた。
彼は映画音楽以外にも、協奏曲、ファンファーレ、その他のコンサート用作品など多数のクラシック音楽を作曲したことでも知られている。
また、10年以上にわたりボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を務めており、自身の代表的な映画音楽を新たに再解釈したコンサートにも直接参加している。
今年9月にはウィリアムズの生涯を描いた公式伝記『ジョン・ウィリアムズ:ある作曲家の人生』の出版も予定されている。
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