
トルコ国旗掲揚台で踊る動画を投稿したボスニア人観光客が、国旗侮辱の容疑で実刑判決を受ける可能性に直面している。
27日(現地時間)、『インディペンデント』紙や『ザ・サン』紙など海外メディアは、このボスニア人女性観光客が2週間前、トルコ・カッパドキアに位置する人気観光地ウチヒサル城で撮影した動画を自身のInstagramで公開したと報じた。
夕暮れの風景を背景に撮影されたこの動画で、女性はトルコ国旗掲揚台にぶら下がり、体操のような動きを披露し、周囲の観光客も見守る様子が映し出されている。動画は28日時点でインスタグラム上で19万回以上再生されている。
動画が公開されると、トルコ国旗を侮辱したとの批判的なコメントが殺到し、ネットユーザーたちは「トルコ国旗への侮辱だ。礼儀を守れ」や「ポールダンスをしていい場所ではない」といった反応を示した。

動画を投稿した女性は、これらのコメントを「偏狭な考えだ」と一蹴し、「その日、その場にいたすべてのトルコ人が驚いていた」と反論した。ネヴシェヒル県知事室は、当該女性がトルコ国旗を侮辱した容疑で調査を受けていると発表した。
知事室は「我が国の国家的、精神的価値を損なうこの事件に注意を払っている」と述べた。
トルコの刑法によれば、国旗や国家、国家機関を侮辱した場合、それぞれ最大で懲役3年および懲役2年に処される可能性があるとザ・サン紙は伝えている。
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