ユーチューブ撮影中に悲劇…インド名瀑で撮影していたユーチューバー行方不明
オディシャ州の人気観光地、登録者500人の地方紹介ユーチューバー

インド・ベルハンプール出身の20代ユーチューバーが、有名滝の撮影中に急流に巻き込まれ、行方不明となった。
NDTVなど現地メディアによると、オディシャ州出身のユーチューバー サガル・クンドゥ氏(22) が8月23日、この州の有名観光地であるドゥドゥマ滝で撮影を行っていた際、急流にのまれたと27日(現地時間)に報じられた。
事故当時、クンドゥ氏はドローンを使い、自身のYouTubeチャンネルに投稿するための映像を撮影していた。同行者が「水位が危険なほど高い」と再三制止したものの、クンドゥ氏は滝内の岩に登って撮影を続けたという。
その後、水位が急激に上昇し孤立。水中に転落したクンドゥ氏は必死に岩にしがみついたが、最終的に急流に流された。事故現場の映像は目撃者により撮影され、SNSを通じて拡散している。
マチュクンド警察の マドゥスダン・ボイ警部補 は地元メディアの取材に対し、「マチュクンド・ダムからの放水で水位が急上昇し、強い流れに巻き込まれた。現場にいた人々が救助を試みたが失敗した」と説明し、さらに「彼が所持していたバッテリーや機材入りのバッグは回収されたが、これは流される直前に投げ捨てられたものだった。丘陵地帯の岩場と降雨のため、救助活動は難航している」と語った。
地元消防当局も「マチュクンド・ダムに水門を閉めるよう要請した。水位が下がれば捜索に役立つだろう」とコメントしている。
クンドゥ氏は、オディシャ州の風景を紹介する動画を定期的に自身のYouTubeチャンネルに投稿しており、登録者数は約500人だった。ドゥドゥマ滝は高さ175メートルで、同州最大規模を誇る人気観光名所である。
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