
英国の女性刑務官が受刑者と不適切な関係を築き、メッセージをやりとりしていた事実が明らかとなり、懲役刑が言い渡された。
現地時間27日、英デイリー・メールによると、英国ファイブウェルズ刑務所に勤務していた刑務官エイミー・デュック容疑者(26歳)は、受刑者との不適切な関係を持った疑いで懲役12ヶ月の判決を受けた。
刑務所の監視カメラには、デュック容疑者が規則に反して配属外の棟内を徘徊する様子や、持ち込み禁止の自分のバッグを携えて施設内に入る場面、さらには業務とは無関係に受刑者の独房に立ち入る姿が記録されていた。
最初に疑惑が持ち上がったのは、2022年8月12日に実施された職員の所持品検査で、特定の受刑者の身分番号が記された紙が発見されたことがきっかけだった。
その後、同年9月23日の勤務中に逮捕され、押収された携帯電話からは受刑者とやり取りした多数の恋愛メッセージが確認された。
メッセージには、受刑者が「私たち100%一緒になりましょう」と送り、デュック容疑者が「早く会いたい」と返すなど、明らかに恋愛を示す表現が含まれていた。
デュック容疑者は公務員の職務怠慢の疑いで4件で起訴され、昨年5月1日にノーサンプトン刑事裁判所で2件を認めていた。結果、昨日に行われた裁判で懲役12ヶ月の判決が下された。
捜査責任者のリチャード・コーネル刑事は「刑務官は権威ある立場にあるにもかかわらず、デュック容疑者はその立場を悪用し、不適切な関係を築いた」と述べ、さらに「大多数の刑務官は誠実に勤務しています。今回の判決は、公職を悪用し国民の信頼を裏切った行為に対して、法の厳正な罰が下されるという明確な警告となるでしょう」と強調した。
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